ざっくりまとめると…
- ジムニーは満タン(40L)で実燃費ベースなら400~550km程度走る
- 満タン給油は約6,000~7,000円、月間走行1,000kmで約12,000~14,000円かかる
- ガソリンランプ点灯後も60~100km程度は走れるが早めの給油が安全
ジムニーの満タン給油について、「思ったより入らないな」とか「これで何キロ走るんだろう」って不安になったことありませんか?
私も軽自動車を乗り継いできた経験があるので、その気持ちはよく分かります。
この記事では、ジムニー(JB64)の満タン時の走行距離、給油量、値段について、カタログデータと実際のオーナーの声を踏まえて詳しく解説していきます。
燃費の良し悪しや給油タイミング、ロングドライブの注意点まで、ジムニーオーナーなら知っておきたい情報を網羅しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。
ジムニーは満タンで何キロ走る?走行距離と燃費のリアル

スズキ ジムニーの満タン時の航続距離は、実際のところどれくらいなのでしょうか。
カタログ燃費と実燃費では大きな差があるので、以下の順番で詳しく見ていきましょう。
- カタログ燃費を元にしたグレード別の走れる距離
- 街乗りの場合の実燃費と航続距離
- 高速道路を使う場合の実燃費と航続距離
- 燃費の良し悪しについての正直な評価
- ガソリンランプが付いてから走れる距離
カタログ燃費を元にしたグレード別の走れる距離
ジムニーの燃料タンク容量は全グレード共通で40Lで、WLTCモード(世界共通の燃費測定方法のこと)燃費に基づくと、5MT車で約664km、4AT車で約572km走る計算になります。
ただし、これはあくまで理論上の最大値。
以下の表で、グレード別の詳細を確認してみましょう。
| グレード・仕様 | WLTCモード燃費 | 満タン(40L)での航続距離 |
|---|---|---|
| 5MT(全グレード) | 16.6km/L | 約664km |
| 4AT(全グレード) | 14.3km/L | 約572km |
MT車とAT車では約90kmもの差があるんですね。
とはいえ、実際の走行ではエアコンの使用や積載量、運転の仕方によって大きく変動するので、この数値は「ベストケース」として捉えておくのが良いでしょう。
街乗りの場合
街乗りではストップ&ゴーが多く、実燃費は9~11km/L程度に落ち込むため、満タンでも約360~440kmが現実的な航続距離になります。
カタログの市街地モード燃費(MT車15.1km/L、AT車12.2km/L)と比べると、かなり厳しい数字。
なぜこんなに差が出るのかというと、ジムニー特有の事情があるんです。
街乗りで燃費が悪化する理由
- 車重が1,060~1,070kgと軽自動車としては重め
- 頑丈なラダーフレーム構造で抵抗が大きい
- オフロード向けの太いタイヤ(175/80R16)を履いている
- 4WD機構が常に回転している
- 4AT車は最新のCVT(無段変速機のこと)ではなく耐久性重視の4速AT
これらの要素が重なって、信号待ちや渋滞の多い街中では燃費がガクッと落ちてしまうわけです。
実際のオーナーの声でも「街中で約400kmくらい」という報告が多く、夏場のエアコン使用時には10km/Lを切ることも珍しくありません。
高速道路を使う場合
高速道路なら燃費が伸びるかというと、ジムニーの場合は少し複雑。
高速道路主体の走行では実燃費が13~14.5km/L程度になり、満タンで約520~580km走れるという報告が多いです。
ただし、ここにはジムニーならではの注意点があります。
速度によって燃費が大きく変わる
ジムニーは四角いボディ形状のため、速度が上がるほど空気抵抗が急激に増えます。
- 時速80~90km巡航:燃費が最も良くなる(+1km/L以上の改善)
- 時速100km以上:エンジン回転数が高くなり燃費が悪化
つまり、無理して速度を出すより、少しゆっくり走った方がトータルで得するんですね。
4AT車は高速域でエンジン回転数が高くなりやすいので、5MT車の方が高速道路での燃費性能は有利。
条件が良ければカタログの高速道路モード(MT車16.7km/L、AT車14.9km/L)に近い数値も出ますが、渋滞やアップダウン、積載などで現実には少し下がると考えておきましょう。
燃費の良し悪しを正直にいうと?
正直なところ、ジムニーの燃費は軽自動車として見ると「良くない」と言わざるを得ません。
一般的な背の低い軽ハイトワゴンなどと比べると、同じ走り方でも1~2km/L程度は不利になるケースが多いです。
他の軽自動車との比較
たとえば、ハスラーやN-BOXといった一般的な軽自動車は、街乗りでも15~20km/L程度の実燃費を記録することが珍しくありません。
それに対してジムニーは10~12km/L程度ですから、やっぱり差は大きい。
でも改善はしている
とはいえ、現行JB64型は先代と比べるとかなり進化しています。
- エンジン制御の最適化
- ATロックアップ機構の採用
- アイドリングストップ機能(2型以降)
これらの改良により、「旧型と比べればかなりマシ」「WLTCモードベースで見ればクラスなり」という評価も。
林道やオフロード走行では5~8km/L程度まで落ちるというレポートもあり、そうした使い方が多いユーザーにとっては「燃費は覚悟が必要」という声も見られます。
ガソリンランプが付いてから走れる距離
ガソリン残量警告灯が点灯した時点で、残量は約6~10L程度あり、実燃費10km/Lで計算すると60~100km程度は走行可能です。
ただし、これは「走れる」というだけで、「走っていい」わけではありません。
警告灯点灯のタイミング
ジムニーは傾斜の激しいオフロードを走る可能性があるため、燃料が偏ってもエンジンが止まらないよう、警告灯がかなり早めに点灯する設計になっています。
- 点灯タイミング:残量約6~10L
- 最終警告(点滅):残量約3L以下(非常に危険)
オーナーの実測データでは「ランプ点灯後に60~100km走れた」という報告が複数ありますが、峠道や渋滞、冬場の暖房使用などで残り距離は大きく変わります。
早めの給油が推奨される理由
ジムニーの燃料ポンプは燃料そのもので冷却・潤滑されているため、極低残量での走行を繰り返すとポンプの故障やエンジンの不具合を招く恐れが。
安全マージンを持つなら、ランプ点灯から20~30km程度で給油するのが安心というわけ。
ジムニーを満タンにしたら何リットル入る?
ジムニーのガソリンタンク容量と、実際の給油量について詳しく見ていきましょう。
「40L入るはずなのに、なんで30Lちょっとしか入らないの?」という疑問、よく聞きますよね。
ガソリンタンク容量は40L
現行型ジムニー(JB64W)およびジムニーシエラ(JB74W)の燃料タンク容量は、全グレード共通で40Lです。
これは先代(JB23型)から継承されている伝統的な容量で、使用燃料は無鉛レギュラーガソリン指定。
40Lという容量は、軽自動車としては相当大きい部類に入ります。
なぜかというと、オフロード走行や僻地での走行を想定し、燃費の悪さを容量でカバーするという設計思想があるから。
つまり、「燃費が悪くても、タンクが大きければ長距離走れる」という考え方ですね。
他の軽と比べたタンクの大きさ
ジムニーの40Lは、他の軽自動車と比べてどれくらい大きいのでしょうか。
一般的な軽乗用車が25~30L程度に抑えられているのに対し、ジムニーは約1.3~1.6倍の容量を確保しています。
| 車種 | タンク容量 | ジムニーとの比較 |
|---|---|---|
| ジムニー(JB64) | 40L | – |
| N-VAN(JJ1/2) | 25~27L | ジムニーの方が約1.5倍大きい |
| ハスラー(MR52/92) | 27L | ジムニーの方が13L多い |
| N-BOX(JF3/4) | 25~27L | ジムニーの方が圧倒的に大容量 |
この大容量タンクのおかげで、燃費が悪くてもそれなりの航続距離を確保できているんですね。
ただし、車体サイズの制約で「実用容量が思ったより少ない」と感じる声も見られるのが実態。
ガソリンランプ点灯後に入る量
ガソリン残量警告灯が点灯した直後に満タンまで給油すると、一般的に33~35Lほど入ります。
逆算すると、点灯時の残量は約5~7L程度。
オーナーの実測データ
- 「ランプ点灯後35L給油して満タン、残量7~8L推測」
- 「ガス欠直前まで走って残8L確認、満タンで32L入った」
- 「点灯直後にスタンドに行くと、だいたい34Lくらいしか入らない」
多くのオーナーの口コミでは、残量8L前後で点灯し、満タンまで33L程度入るというパターンが一般的なようです。
で、実際の給油量は個体差や走行条件で変動するので、必ずこの数値になるわけではありません。
思ったより入らないと感じる理由
「40L入るはずなのに、実際は30Lちょっとしか入らない」と感じるのには、ちゃんとした理由があります。
満タン表示でも30L台しか入らない主な理由は、タンク内のサドル形状や、ポンプ・センサー分のデッドスペース、給油口の位置による空気混入です。
理由1|安全マージンの確保
ジムニーは傾斜の激しいオフロードを走る可能性があるため、燃料が偏ってもエンジンが止まらないよう、警告灯がかなり早めに点灯するように設定されています。
つまり、実際にはまだ余裕があるタイミングで「そろそろ給油してね」と教えてくれるわけ。
理由2|タンクの形状と「空気」
ジムニーのタンクは車体下部に横長に配置されていて、完全満杯までガソリンを入れにくい構造になっています。
- 燃料タンク内には揮発したガソリンガスを逃がすための空間が必要
- 給油口からタンクまでの経路(フィラーネック)に溜まる分もある
- 物理的な限界まで注ぎ込むことは困難
「公称40Lなのに実質36Lくらい」というオーナーの指摘が多いのも、こうした構造的な理由があるから。
理由3|セルフ給油のオートストップ
ガソリンスタンドのノズルが自動停止するタイミングでは、まだ数リットルの余裕があることが一般的。
給油ノズルが自動停止するタイミングが早い場合や、坂道給油時の傾きでさらに少なく感じることも。
満タン確認後も「波なみ入れ」で1~2L追加可能という体験談もあるくらいです。
ジムニーを満タンにしたらいくら?変動する値段の現実

ジムニーの満タン給油にかかる費用について、現実的な数字を見ていきましょう。
ガソリン価格は日々変動するので、あくまで目安として捉えてください。
ガソリン価格別のざっくり計算
現在のレギュラーガソリン価格(全国平均170円/L前後)で計算すると、満タン(40L)で約6,800円、警告灯点灯時(35L給油)で約5,950円が目安です。
ただし、価格変動や地域差で大きく変わるので、以下の表を参考にしてください。
| ガソリン単価(レギュラー) | 35L給油(警告灯点灯時) | 40L給油(完全満タン) |
|---|---|---|
| 150円/L | 5,250円 | 6,000円 |
| 160円/L | 5,600円 | 6,400円 |
| 170円/L | 5,950円 | 6,800円 |
| 180円/L | 6,300円 | 7,200円 |
| 190円/L | 6,650円 | 7,600円 |
昨今の価格推移では、1回の給油で6,000~7,000円ほど財布から出ていくのが現実的な感覚ですね。
軽自動車なのに普通車並みの給油代がかかるのは、40Lという大容量タンクゆえ。
月間/年間のガソリン代シミュレーション
実燃費を12km/L、ガソリン単価を170円/Lと仮定して、走行距離別のガソリン代をシミュレーションしてみましょう。
月間走行距離別のガソリン代
| 月間走行距離 | 月間使用量 | 月間ガソリン代(170円/L) |
|---|---|---|
| 500km(週末派) | 約42L | 約7,100円 |
| 1,000km(通勤・レジャー派) | 約83L | 約14,100円 |
| 1,500km(ヘビーユーザー) | 約125L | 約21,250円 |
年間走行距離別のガソリン代
| 年間走行距離 | 年間使用量 | 年間ガソリン代(170円/L) |
|---|---|---|
| 3,000km(ちょい乗り派) | 約250L | 約42,500円 |
| 8,000km(通勤・レジャー派) | 約667L | 約113,400円 |
| 12,000km(ヘビーユーザー) | 約1,000L | 約170,000円 |
AT車で街乗り中心(燃費10km/L程度)の場合、上記の金額からさらに約20%アップの予算を見ておく必要があります。
マジで、使い方によってはかなりの出費になりますね。
用途別の給油の頻度の目安
ジムニーの航続距離は、実用域(警告灯が出るまで)で400~500km程度。
これに基づくと、毎日の通勤(往復20km)なら月に1.2~1.5回、長距離通勤(往復60km)なら週に1回の給油が必要になります。
用途別の詳細
用途1|毎日の通勤(往復20km)に使用する場合
- 月に約440~600km走行
- 給油頻度:月に1.2~1.5回(3週間に1回程度)
- 月間ガソリン代:約6,200~8,500円
用途2|長距離通勤(往復60km)に使用する場合
- 月に約1,300km以上走行
- 給油頻度:週に1回(月4回以上)
- 月間ガソリン代:約18,400円以上
オーナーの声では「通勤距離が長いと給油の手間がかなり気になる」という意見が目立ちます。
用途3|週末のドライブ・趣味のみに使用する場合
- 月に約200~300km走行
- 給油頻度:1.5ヶ月~2ヶ月に1回
- 月間ガソリン代:約2,800~4,300円
週末メインなら、給油頻度も少なくて済むので負担は軽め。
ジムニーを満タンにしたら?のQ&A
ジムニーの満タン給油に関してよくある疑問に、Q&A形式でお答えしていきます。
Q. 航続可能距離表示はどこまで信頼できる?
A. あくまで目安(予測値)として捉えるのが一般的で、過信は禁物です。
マルチインフォメーションディスプレイに表示される「航続可能距離」は、直近の平均燃費と現在の燃料残量を掛け合わせて算出されます。
そのため、急な登坂や渋滞、高速道路への進入などで走行環境が変わると数値が大きく変動するんです。
「0km」表示後の猶予
表示が「—km(または0km)」になっても、実際にはタンク内に約4~5L程度のガソリンが残っているよう設計されています。
ただし、精神衛生上および燃料ポンプ保護の観点からも、表示が50kmを切る前に給油するのがオーナー間のマナー。
オーナーの実測では「2目盛り残で61km表示→実測で30L給油確認、残10L相当で信頼性中程度」との検証例もあり、参考値として使う分には有効ですが、警告灯点灯(残7~8L)で60~100km残ると見積もるのが現実的です。
Q. 「満タン給油」と「ちょこちょこ給油」のどっちが得?
A. ジムニーのような趣味性の高い車の場合、「常に満タン」を推奨する声が目立ちます。
「ちょこちょこ給油」のメリットは、車重を数kg軽くできるため、理論上はごくわずかに燃費が向上すること。
でも、「満タン給油」には以下のようなメリットがあります。
満タン給油のメリット
メリット1|災害・渋滞対策
燃費が悪いジムニーにとって、不意の通行止めや立ち往生時に燃料不足に陥るリスクを回避できます。
メリット2|タンクの結露防止
空の部分が多いと、温度差でタンク内に結露(水)が発生し、燃料系の腐食を招く可能性が。
メリット3|燃費計算のしやすさ
満タン法で正確な実燃費を把握することで、愛車のコンディション管理が容易になります。
実際、オーナーの間では「満タン(36~40L)で775km走破」といった実測データが燃費管理に役立っているようです。
Q. ロングドライブで気をつけることは?
A. 時速80~90kmの巡航を心がけ、こまめな休憩と早めの給油計画が重要です。
ジムニーでの長距離運転は、一般的な軽乗用車とは異なる配慮が必要なんです。
注意点1|「時速80~90km」の巡航
時速100kmを超えるとエンジン回転数が上がり、騒音と空気抵抗で燃費が急激に悪化します。
80km/h程度で走るのが、疲労軽減と燃費のバランスが最も良いとされています。
注意点2|横風への警戒
車高が高いため、橋の上やトンネルの出口で強い横風を受けると車体が大きく流されます。
なんか、SUVあるあるですよね。
注意点3|こまめな休憩
独特のリジッドアクスル式懸架(車軸とボディをつなぐサスペンションのこと)による振動や、直進安定性のクセにより、ドライバーが自覚している以上に疲労が蓄積しやすいです。
1.5~2時間おきの休憩が推奨されます。
警告灯点灯を早めの給油サインとし、残量9Lで99~135km(街11km/L/高速15km/L)と試算して計画を立てるのが安全策。
Q. ガソリン満タンで東京からスタートしたらどこまで行ける?
A. MT車(15km/L)なら約525km、AT車(12km/L)なら約420kmが確実に行ける目安です。
WLTCモード燃費ではなく、現実的な実燃費で、東京駅を起点とした片道の限界距離をシミュレーションしました。
| ミッション | 計算上の限界(40L) | 確実に行ける目安(35L消費) | 東京からの到達地点(目安) |
|---|---|---|---|
| 5MT車 | 約600km | 約525km | 岩手県(盛岡)、兵庫県(姫路) |
| 4AT車 | 約480km | 約420km | 宮城県(仙台)、滋賀県(大津) |
実測データによる検証
実際に東京から富山(往復約740km)を無給油で完走したMT車オーナーの記録(平均燃費17.2km/L)もありますが、これはエアコンオフや空いた高速道路など、非常に好条件が重なった例。
一般的には、東京-名古屋間(約350km)が余裕圏、東京-京都間(約560km)がMT車の限界に近いと考えておくのが無難でしょう。
渋滞や峠道が混ざると航続距離は大きく短縮されるので、残量マージンの確保が必須です。
ジムニーの満タンのまとめ
ジムニーの満タン給油について、走行距離から費用まで詳しく見てきました。
最後に、重要なポイントをおさらいしておきましょう。
- ジムニーは満タン(40L)で実燃費ベースなら400~550km程度走る
- 街乗りでは実燃費9~11km/L、高速道路では13~14.5km/Lが目安
- 軽自動車としては燃費が悪いが、40Lの大容量タンクで航続距離をカバー
- 満タン給油は約6,000~7,000円、月間走行1,000kmで約12,000~14,000円
- ガソリンランプ点灯後も60~100km程度は走れるが早めの給油が安全
- 満タン給油は災害対策やタンクの結露防止の面でもメリットあり
- ロングドライブでは時速80~90km巡航とこまめな休憩が疲労軽減のコツ
ジムニーは燃費を気にする車ではなく、その性能や楽しさを手に入れるための必要経費と考えるべき車。
とはいえ、給油タイミングや走り方を工夫することで、少しでもコストを抑えることはできます。
そんなことを頭に入れつつ、ジムニーとの楽しいカーライフを送ってくださいね。
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