ざっくりまとめると…
- 現行モデルは全グレード4人乗りで統一されている
- 12歳未満の子供を含めれば例外的に5人乗車も可能
- 遠出やキャンプなら実質2人が快適ライン
- 車中泊も大人2人が限界
- ファミリーカーとしてはサブ車候補が現実的
ダイハツのアトレーって、見た目からして「あれ、けっこう人乗れそうじゃない?」って思いませんか?
私も軽バンを検討していたとき、真っ先に気になったのが「で、結局何人乗れるの?」ってことでした。
家族でキャンプに行きたいし、釣り道具も積みたい。でも肝心の定員がわからないと計画も立てられないですよね。
この記事では、アトレーの乗車定員の基本から、実際の使い勝手、さらには「アトレー7」との違いや、商用兼用時の注意点まで、同じように悩んだ私の視点で徹底解説していきます。
家族構成別のチェックシートも用意したので、あなたの家族にアトレーが合うかどうか、すぐに判断できるはずです。
ダイハツ アトレーは何人乗り?

ダイハツのアトレーが何人乗りなのか、結論から先にお伝えします。
アトレーの乗車定員について押さえておくべきポイントは以下の通りです。
- 現行モデルは全グレード4人乗り
- 軽自動車規格のため法律上4人が上限
- 7人乗りのアトレー7は別モデル(現在は生産終了)
- 12歳未満の子供を含めれば計算上5人乗車も可能
それでは、それぞれの項目について詳しく見ていきましょう。
【答え】基本は4人が定員
現在新車で販売されているダイハツ「アトレー」(S700系)の乗車定員は、全グレード一律で4名です。
2021年12月にフルモデルチェンジしたアトレーは、5ナンバー(乗用車)から4ナンバー(商用車)へと規格が変更されました。
とはいえ、乗車定員については従来モデルから変わらず4名のままとなっています。
主要グレードであるRS、X、デッキバンのすべてが4名乗りで、例外はありません。
公式の諸元表を見ても「2《4》名」という表記になっていて、これは「正座席2名+補助席2名」という意味です。
全グレードが軽自動車規格だから4人まで
なぜアトレーは4人までなのか。
答えはシンプルで、軽自動車というカテゴリーにおいて、乗車定員の上限は法律で「4名」と定められているからです。
軽自動車の規格には以下のような制限があります。
- 全長3.4m以下
- 全幅1.48m以下
- 全高2.0m以下
- 排気量660cc以下
- 乗車定員4名以下
アトレーはこの軽自動車規格に収まるよう設計されているため、物理的にも法律的にも4人が限界というわけです。
つまるところ、どんなにカスタムしても、どんなにシートを増やしたくても、軽自動車である以上は4人を超えることはできません。
これは国が定めた道路運送車両法という法律によるもので、違反すれば罰則の対象になります。
6人乗り~7人乗りも可能なのはアトレー7
「でも、アトレーで7人乗りって聞いたことあるけど?」と思った方もいるかもしれません。
その正体は、2000年から2004年まで販売されていた「アトレー7(セブン)」という別モデルです。
アトレー7の特徴は以下の通りです。
- 軽自動車のアトレーをベースに全長を伸ばしたモデル
- 1,300ccエンジンを搭載した「普通車(小型車)」規格
- 名前が示す通り7人乗り(3列シート)
- 白ナンバー(普通車)登録
現行のアトレーとはサイズも排気量も全く異なる別区分の車です。
アトレー7は現在すでに生産終了となっており、中古車市場でのみ流通しています。
で、よく誤解されるのですが、現行アトレーの「7人乗りバージョン」があるわけではないんです。
大人(12歳以上)は4人、12歳以下の子供を含める場合は例外も
ここからが少しややこしいのですが、法律上の例外規定があります。
12歳未満の子供が含まれる場合に限り、例外的に「5人」で乗ることが認められるケースがあるんです。
12歳未満の数え方
法律(道路運送車両の保安基準)では「12歳以上の大人1人=12歳未満の子供1.5人」と計算します。
計算式はこうなります。
(軽自動車の定員4人-乗車する大人の人数)×1.5=乗車できる子供の人数(小数点以下切り捨て)
この式をアトレー(定員4名)に当てはめると、以下の組み合わせが可能になります。
| 大人の数 | 子供(12歳未満)の数 | 合計人数 | 判断 |
|---|---|---|---|
| 1人 | 4人 | 5人 | OK |
| 2人 | 3人 | 5人 | OK |
| 3人 | 1人 | 4人 | OK |
| 3人 | 2人 | 5人 | NG(定員オーバー) |
つまり、大人2人+子供3人なら合法的に5人で乗れるわけです。
この例外を利用する際の注意点
ただ、法律上OKでも、実際には問題が出てきます。
まずシートベルトの問題です。
軽自動車には4人分しかシートベルトがありません。
上記の「大人2人+子供3人」で5人乗りをする場合、1人分はベルトがない状態になります。
これは法律上「構造上やむを得ない」として違反にはなりませんが、安全面では明らかに問題があります。
次にチャイルドシートの義務です。
6歳未満はチャイルドシートが必要ですが、5人乗ると物理的に設置できない場合があります。
この場合も「設置可能な範囲でつける」ことで免除されますが、やはり安全面では推奨されません。
正直、法律上は可能でも、子供の安全を考えるとあまりおすすめできない乗り方だと思います。
【注意点】
本項目の内容は2025年12月時点の現行法(道路運送車両の保安基準)に基づいています。将来的に子供の数え方やシートベルトの着用義務が見直される可能性があるため、詳細は最新の警察庁・国土交通省の案内を確認してください。
アトレーは何人乗りか把握したうえで知っておきたい使い勝手

定員が4人とわかったところで、次に気になるのは「実際どう使えるの?」ってことですよね。
カタログ上は4人乗りでも、実用面では話が変わってくることも多いんです。
ここでは以下の3つの視点から、アトレーの使い勝手を見ていきます。
- 旅行やキャンプなど遠出に適正な乗車人数
- 車中泊できる最大人数
- ファミリーカーとしての適正度
それぞれ詳しく解説していきましょう。
旅行やキャンプなど遠出に適正な乗車人数
大人の長距離旅行なら「2人」、子供を含めても「3人」までが現実的なラインです。
なぜかというと、現行アトレーは4ナンバー(商用車)規格になったことで、後部座席の快適性が大きく犠牲になっているからです。
後部座席の制約
4ナンバー規格では「荷室面積が座席面積より広いこと」という法規制があります。
そのため、現行アトレーの後部座席は以下のような特徴があります。
- 足元が非常に狭い
- リクライニング機能がほぼない
- シートの厚みが薄く硬い
- 前席との距離が近すぎる
大人4人で2時間以上の旅行をすると、後席乗員の膝が前席に当たり続け、姿勢も「体育座り」のようになります。
口コミを見ても「大人4人は拷問」という声が多数ありました。
私も実際に後席に座ってみたことがありますが、マジで長時間は無理だなと感じました。
荷物の積載量とのバランス
アトレーの魅力は何といっても広大な荷室です。
2人乗車であれば、後席を畳むことで膨大なキャンプギア(テント、タープ、大型コンテナ等)を余裕で飲み込めます。
しかし、4人フル乗車だと荷室が大幅に削られるため、ルーフキャリア等の外付け装備が必要になってしまいます。
結局のところ、遠出で快適に過ごしたいなら、2人+荷物というスタイルがベストバランスなんです。
車中泊できる最大人数
大人2人が限界です。子供を含めるなら「大人1人+子供2人」が現実的でしょう。
完全フラットな空間
現行アトレーの最大の武器は、後席を畳んだ際の「水平な床」です。
奥行きは約1,820mm(助手席を倒せばさらなる余裕)あり、成人男性が足を伸ばして寝られます。
これは本当にすごいことで、他の軽バンと比べても圧倒的にフラットなんです。
段差がないので、マット1枚敷けば快適に眠れます。
横幅の限界
ただし、問題は横幅です。
軽自動車の車内幅(約1,300mm前後)では、シングルサイズのマットレスを2枚並べることは不可能です。
セミダブル程度の幅(1,200mm)に大人2人が並ぶと「肩が触れ合う距離」になります。
カップルや夫婦なら問題ないでしょうが、友人同士だとちょっと気まずいかもしれません。
荷物の逃げ場
2人で寝る場合、就寝時に荷物を前席(運転席・助手席)やルーフに移動させる工夫が必要です。
キャンプギアをフル積載したまま車中泊するのは、物理的に厳しいと思っておいた方がいいでしょう。
とはいえ、軽自動車でここまで快適に車中泊できるのは、アトレーの大きな強みです。
ファミリーカーとしての適正度
「メインの1台」としては不向きです。「趣味兼セカンドカー」なら最高の選択肢になります。
乗り心地の硬さ
4ナンバー(商用車)は350kgの荷物を積むことを想定した固いサスペンションを採用しています。
空荷で家族を乗せると、路面の段差で激しく跳ねます。
これが原因で、以下のような問題が起こりがちです。
- 酔いやすい子供が気分悪くなる
- 配偶者から「もっと乗り心地のいい車にしてほしい」と言われる
- 後席の家族が長距離移動を嫌がる
乗り心地に関してはけっして良いとはいえないかもしれません。
チャイルドシートの注意
後席のシート形状が平坦で簡易的なため、チャイルドシートの固定には工夫が必要な場合があります。
また、ISOFIX(アイソフィックス/チャイルドシートを簡単に固定できる国際規格の装置)対応の有無はグレードによります。
乳幼児連れの方は、購入前に必ず確認してください。
維持費のメリット
一方で、維持費の安さは大きな魅力です。
自動車税が年間5,000円と安く、趣味(キャンプ、釣り、自転車積載)に全振りするなら、これほど頼もしいファミリー向けギアはありません。
メインのミニバンがあって、週末の趣味用にもう1台欲しいという家庭には、めちゃくちゃおすすめできます。
アトレーの使い勝手まとめ表
| 用途 | 適正人数 | 評価・理由 |
|---|---|---|
| キャンプ旅行 | 2人 | 荷物を満載し、高速道路もターボで快適 |
| 車中泊 | 2人 | 床が完全に平ら、大人2人で密着して寝る |
| 街乗り・送迎 | 4人 | 短距離なら問題なし、小回りが最高 |
| 乳幼児連れ | △ | 乗り心地の硬さと後席の狭さがネック |
※長距離移動で気になる航続距離や燃費(リッター当たりや値段)についてはこちらをごらんください。
【公式】アトレー トップページ|ダイハツ
ダイハツ アトレー公式サイトです。製品の詳細情報をはじめ、オンライン見積や店舗検索、試乗予約もこちらから。
www.daihatsu.co.jp【注意点】
現行アトレー(4ナンバー)は、新車時の初回車検も「3年」ではなく「2年」です。その後もずっと2年ごとですが、乗用車(5ナンバー)のような「1年ごと」ではない点は安心材料です。また、任意保険は4ナンバーだと保険区分が変わるため、年齢制限や家族限定の条件によって、5ナンバー時代より保険料が上がる(または特約が使えない)場合があります。契約前に確認が必要です。
アトレーが何人乗りか気になる人のQ&A
ここからは、アトレーの定員について気になる方からよくある質問に答えていきます。
特に以下の4つの質問が多いので、順番に解説します。
- アトレー7が復活する可能性はあるのか
- 商用とプライベートを兼用する際の注意点
- アトレーとハイゼットカーゴの違い
- どんな家族構成に向いているか
それでは見ていきましょう。
Q. アトレー7が復活して後継が発売される可能性は?
A. 2025年現在、公式な復活の情報はありませんが、期待感は高まっています。
2021年の現行モデル(S700系)発売以降、アトレーは「軽商用(4ナンバー)」に特化しており、普通車規格の3列シートモデル(アトレー7の後継)に関する具体的リリースの兆候は見られません。
現状、ダイハツは不祥事からの再生プロセスにあり、既存の主力軽自動車の供給を優先しています。
とはいえ、ライバルのホンダ「N-VAN」の派生モデルや、トヨタとの共同開発によるコンパクトモビリティへの注力は続いています。
将来的には「アトレーの骨格を活かした小型ミニバン」という構想が浮上する可能性はゼロではないでしょう。
個人的には、アトレー7のようなコンパクトな7人乗りは需要があると思うので、復活してほしいところです。
【注意点】
今後の新型車発表や市場動向によって状況が変わる可能性があるため、最新情報はダイハツ公式サイトで確認してください。
Q. 商用とプライベート用に兼用するうえで気を付けたいことは?
A. 「車検」「保険」「後席の扱い」の3点に注意が必要です。
車検の間隔
乗用(5ナンバー)は新車初回が3年ですが、現行アトレー(4ナンバー)は初回から2年です。
その後も2年ごとなので、トータルの車検回数は増えます。
つまり、車検にかかる費用を考慮に入れておく必要があるわけです。
任意保険の条件
商用車区分(4ナンバー)は、保険会社によっては「年齢制限特約(26歳以上限定など)」が設定できない、あるいは条件が厳しくなる場合があります。
プライベートで安く抑えようとしても、乗用車より保険料が高くなるケースがあるため、事前見積もりが必須です。
保険を見積もった際、思ったより高くてビックリする人もいるかもしれませんね。
後席の「固定」ルール
4ナンバー車は「荷室が主」である必要があるため、後席のリクライニングやスライドに制限があります。
家族を乗せる際、後席の背もたれが直立に近い状態(商用車仕様)になることは覚悟しておく必要があります。
で、税金面のメリットも忘れてはいけません。
4ナンバー商用登録のため、税金(年間5,000円)が安いのは大きな魅力です。
ただし、商用車として使う割合が多すぎると、減価償却の扱いが変わる場合があるので、個人事業主の方は用途比率を記録しておくことをおすすめします。
【注意点】
税制や保険制度は年度によって改定される可能性があります。商用登録への変更を検討する際は、ダイハツ公式サイトや運輸支局で最新情報を確認してください。
Q. アトレーとハイゼットカーゴは何が違うの?
A. 「仕事道具」か「遊び道具」かの装備差です。
アトレーとハイゼットカーゴは同一ボディベースですが、ターゲットと装備が大きく異なります。
| 項目 | アトレー | ハイゼットカーゴ |
|---|---|---|
| ターゲット | レジャー・車中泊・個人ユース | 配送・業務・法人ユース |
| 外装 | LEDヘッドライト、メッキ加飾で豪華 | シンプルな黒樹脂パーツがメイン |
| 内装 | 快適なシート、全車ターボ設定 | ビニールシート等、汚れに強い仕様 |
| 快適装備 | アダプティブクルーズ、電動ドア | 最小限(グレードにより追加可能) |
| 価格 | やや高め | 安価 |
つまるところ、アトレーは趣味・兼用向けの上級版で、ハイゼットカーゴは純粋な商用車という位置づけです。
仕事メインならハイゼットカーゴ、趣味メインならアトレーという選び方が基本になります。
ただ、最近はハイゼットカーゴにも快適装備を追加できるグレードが出てきているので、用途に応じて選べるようになってきました。
Q. どんな家族構成に向いているかチェックシートを作って?
A. 以下のチェックシートで、あなたの家族にアトレーが合うか確認できます。
以下の項目に3つ以上チェックが入るなら、アトレーは最高の選択になります。
- 大人2人+小さな子供1人以内の構成である
- 趣味(キャンプ・釣り・自転車)の道具を常に満載したい
- 車中泊をメインの旅スタイルにしたい
- 「メインのミニバン」が別にあり、2台目の趣味車を探している
- 税金(軽自動車税)を年5,000円に抑えたい
- 後部座席に人を乗せる時間は、1日30分以内がほとんどだ
家族構成別の適正度
| 家族構成 | 適正度 | 理由 |
|---|---|---|
| 単身・カップル | ◎ | 荷室活用・車中泊抜群、後席不要 |
| 小家族(大人2人+乳幼児1人) | ○ | チャイルドシート1台可、日常短距離向きだが長距離疲労注意 |
| 小家族(大人2人+子供2人) | △ | 4人定員内だが荷物制限、後席狭くキャンプ不向き |
| 中家族(大人2人+子供3人以上) | × | 定員オーバー、ミニバン推奨 |
| シニア夫婦 | ◎ | レジャー・低税制メリット大 |
適正度はレジャー特化のため、ファミリー本格用途には向いていません。
やっぱり、アトレーは「2人+α」で使う車なんだなと実感しますね。
家族が増えたり、子供が大きくなったりしたら、別の車を検討した方が現実的でしょう。
アトレーは何人乗り?のまとめ
ダイハツ アトレーの乗車定員について、ここまでの内容を振り返ってみましょう。
アトレーは何人乗りかについて、押さえておくべきポイントは以下の通りです。
- 現行モデルは全グレード4人乗り
- 軽自動車規格のため法律上4人が上限
- 12歳未満を含めば例外的に5人乗車も可能だが安全面でおすすめできない
- 遠出やキャンプは大人2人が快適ライン
- 車中泊も大人2人が限界
- ファミリーカーとしてはサブ車候補が現実的
- アトレー7の復活は現時点で情報なし
- 商用兼用は車検・保険・後席の制約に注意
- ハイゼットカーゴとの違いは装備とターゲット
アトレーは「4人乗り」ではありますが、実質的には「2人+広大な荷室」として使うのがベストな車です。
家族構成や使用目的をしっかり見極めて、自分に合った選択をしてくださいね。
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