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コペンは何人乗り?全モデル2乗りだけで4人乗りがないワケ

コペンは何人乗り?全モデル2乗りだけで4人乗りがないワケ

コペンは何人乗りなのか、気になりますよね。

私も初めてコペンを見たとき、「あのコンパクトなボディに何人乗れるんだろう?」って思ったんです。

で、調べてみたら意外とシンプルな答えでした。

コペンは何人乗りかをざっくりまとめると……

  • コペンは全グレード「2人乗り」で後部座席はない
  • 4人乗りや4ドアは存在しない(中古車市場にも一切ない)
  • 2シーター設計には走りの性能を追求した明確な理由がある
  • トランクは屋根の開閉で広さが劇的に変わる
  • 向き不向きがはっきりしている車だから購入前に要チェック

この記事では、コペンの乗車定員の実態から設計の裏側、実際のオーナーの声、そして「2人乗りで本当に大丈夫なのか?」という不安に答えていきますよ。

購入を検討しているあなたにとって、判断材料になる情報をたっぷりお届けします。

ダイハツ コペンは何人乗り?

イチョウ並木に停車したコペンの前に立つ男女

ここからは、コペンの乗車定員について基本情報から設計思想、ユーザーの実感まで順番に解説していきます。

  1. コペンは全モデル「2人乗り」で統一されている
  2. 4人乗りや4ドア仕様は過去も現在も存在しない
  3. 2シーター設計には走行性能とオープン構造の両立という明確な理由がある
  4. ユーザーからは「割り切れば最高」という声が多い

それぞれ詳しく見ていきましょう。

【結論】コペンは「2人乗り」です

ダイハツ コペンの乗車定員は、全グレード・全世代を通じて「2人乗り」です。

初代コペン(L880K型、2002年~2012年)も、2代目コペン(LA400K型、2014年~)も、そしてスポーツグレードのGR SPORTも、例外なく2シーター仕様なんですよ。

つまり、運転席と助手席の2座席のみで、後部座席は存在しません。

田丸
田丸
軽自動車って最大4人まで乗れるイメージがあるけど、コペンは完全に2人専用なんですね。

主要諸元表を見ても、乗車定員の欄にはしっかり「2名」と記載されています。

これは法規上の制限ではなく、コペンが「2シーターオープンスポーツカー」というコンセプトを徹底しているからこその設計なんです。

軽自動車の規格では本来4人まで乗車可能ですが、コペンはあえて走りと開放感を優先して2人乗りを選んでいるわけです。

初代も2代目もGR SPORTもすべて2シーターで後部座席はなし

コペンには複数のモデルやグレードが存在しますが、すべてのバリエーションで乗車定員は2名に統一されています。

初代コペン(2002年~2012年)

初代コペンは電動開閉式のハードトップを搭載した軽オープンカーとして登場しました。

この時点ですでに2シーター仕様で、後部座席を設けるという選択肢はありませんでした。

オープンエアの爽快感と軽快な走りを両立させるために、シンプルな2座設計が採用されたんです。

2代目コペン(2014年~)

2代目コペンは「D-Frame」という新骨格構造を採用し、外板を着せ替えできる「ドレスフォーメーション」という独自のシステムを導入しました。

これによって、以下の3つのバリエーションが生まれています。

  • Robe(ロブ):流麗でエレガントなデザイン
  • Cero(セロ):角ばったレトロモダンなスタイル
  • XPLAY(エクスプレイ):SUVテイストを取り入れたアクティブなルックス

しかし、どのデザインを選んでも乗車定員は2名のまま。

外観は変わっても、コペンの本質である「2シータースポーツ」という軸はブレていません。

GR SPORT

TOYOTA GAZOO Racingが手がけたGR SPORTは、コペンの走りをさらに磨き上げたスポーツグレードです。

専用チューニングのサスペンション、GR専用エアロパーツ、強化されたボディ剛性など、走りにこだわった仕様ですが、乗車定員は変わらず2名。

むしろ、スポーツ性能を追求するためには2シーター設計が最適だという考え方が貫かれているんですよ。

田丸
田丸
どのモデルを選んでも2人乗りだから、デザインや走りの好みで選べばいいってことですね。

4人乗りや4ドアは存在しない(もちろん中古でも)

コペンには、過去も現在も4人乗りや4ドアのモデルは一切存在しません。

中古車市場を探しても、4人乗りのコペンは絶対に見つかりません。

なぜ「4人乗りコペン」の噂が出るのか

ネット上では稀に「コペンの4人乗りバージョン」という話題を見かけることがありますが、これには以下のような理由があります。

  • コンセプトカーの誤解:過去のモーターショーでコペン派生のコンセプトモデルが展示されたことがあるが、市販化されていない
  • 他車種との混同:ダイハツの他の軽自動車(ミラやムーヴなど)と混同されているケース
  • CGやカスタム:ユーザーが作成したCG画像や、他の車両をコペン風にカスタムした車が誤解を招いている

ダイハツは、コペンを他メーカーにOEM供給していないため、他ブランドから「コペンベースの4人乗り」が販売されることもありません。

中古車市場でもすべて2人乗り

中古車を探しているあなたも安心してください。

流通しているすべてのコペンは2人乗り仕様です。

つまり、「中古なら4人乗りがあるかも?」という期待は持たないほうがいいってこと。

コペンを選ぶということは、「2人乗り」という特性を受け入れることと同義なんです。

なぜ2人乗りなのか? 設計の理由をわかりやすく解説

コペンが2人乗りに徹している背景には、本格的なスポーツカーとしての性能を追求するための明確な設計思想があります。

オープンルーフの格納スペース確保

コペンの最大の魅力である「アクティブトップ(電動開閉式ルーフ)」を格納するには、大きなスペースが必要です。

電動ルーフは、ルーフパネルとリアウィンドウが複雑なメカニズムでトランクスペースに収まる構造になっています。

このルーフ格納機構(トノカバーやヒンジ部分)が、車両後部の大部分を占有するため、後部座席を設置する物理的なスペースが残されていないんですよ。

つまり、「オープンエアを楽しむ」という機能と「4人乗り」は、構造上両立できないわけです。

ボディ剛性(D-Frame)の確保

コペンは走りの楽しさを追求するために、高いボディ剛性ぼでぃごうせい(ねじれに対する強さ)を確保することが最優先されています。

2代目コペンが採用している「D-Frame」は、骨格部品だけで車両を支える新骨格構造で、これが高い剛性を生み出しているんです。

ボディを短く、かつ乗員スペースを2名分に限定することで、フレームを効率的に配置し、オープンカーに不可欠な高剛性を実現しています。

もし4人乗りにするためにボディを延長したり、後部座席を追加したりすると、剛性の確保が難しくなり、スポーツカーとしての特性が失われてしまうんですよ。

軽量化と重量配分の最適化

後部座席がないことで、車体の全長を短く抑え、車両全体を軽量化できます。

軽自動車の限られたパワー(64ps)でも軽快な走行性能を実現するには、車重を抑えることが重要なんです。

また、2人乗りに特化することで前後の重量配分を最適化しやすくなり、ハンドリングの正確さや安定感が向上します。

車両コンセプトの徹底

コペンは「軽オープンスポーツカー」というニッチな市場で、「日常に寄り添った非日常」を提供するという明確なコンセプトを持っています。

これは「実用性」よりも「趣味性」「運転の楽しさ」を追求した結果であり、軽自動車の経済性を享受しつつ、本格的なスポーツカーの運転フィールを味わうための選択として、2シーターが最もふさわしいと判断されているんです。

田丸
田丸
2人乗りにすることで、走りも剛性も開放感も、すべてが成立してるってわけですね。

使い勝手は? ユーザーの声を拾ってみた

コペンが2人乗りに特化していることで、実際の使い勝手はどうなのか。

実際のオーナーやユーザーの声をリサーチしてみました。

項目 ユーザーの主な声 評価
乗車定員 割り切りが重要
別の車か公共交通機関を使えば良い
夫婦二人で乗るには十分
✅ 満足
(2人乗りに納得)
積載性

ルーフを閉めていれば

機内持ち込みサイズのスーツケース1個入る
オープン時は薄いバッグや

小さいリュックしか入らない

⚠️ 不満
(ルーフ格納時の積載ゼロを理解していない人)
日常の買い物

助手席にカバンや食料品を置くスペースがある
トランクは使わず

助手席と足元を荷物置き場にしている

✅ 工夫で対応可能
長距離移動

二人で楽しむ旅行には最適
荷物は最小限にしないと厳しい
オープンで走るのが楽しくて

多少の不便さは許容できる

✅ 満足
(非日常を楽しむ人)
内装スペース

軽自動車としては

足元や肩幅に比較的余裕がある
ドアポケットなどの収納は少ない

⚠️ 収納の少なさ

ユーザーの意見から見えること

ユーザーの意見を総合すると、コペンの使い勝手は「割り切って使えば、非常に満足度が高い」と言えます。

2人乗りに限定されることや、ルーフオープン時の積載能力がほぼゼロになることは、購入前に理解しておくべき最大のポイント。

コペンは「人を多く乗せる」「大量の荷物を運ぶ」といった実用性よりも、「運転する楽しさ」「オープンエアの開放感」という趣味性に特化した車なんです。

その点を理解し受け入れられるオーナーにとっては、最高のセカンドカーあるいは趣味の車となっています。

ダイハツ コペンは何人乗りか気になる人のQ&A

シルバーのコペンでドライブする男女

ここからは、コペンの2人乗り仕様に関してよくある疑問にQ&A形式で答えていきます。

  1. トランク容量は屋根の開閉で劇的に変化する
  2. 2人乗り設計には走行性能面でのメリットがある
  3. 向き不向きがはっきりしている車だから事前確認が重要

それぞれ詳しく見ていきましょう。

Q. 2人乗りだとトランクも狭い?

はい、コペンのトランクは「ルーフの開閉状態によって広さが劇的に変化する」のが最大の特徴です。

一般的な車と比べると狭いと言えますが、軽オープン2シーターとしては十分に使えるスペースが確保されています。

ルーフクローズ時(屋根を閉めている状態)

屋根を閉めた状態では、トランク容量は約210Lと言われています。

これは軽自動車としては比較的広い空間で、以下のような荷物が積載可能です。

  • 機内持ち込みサイズの旅行鞄1個
  • ゴルフバッグ1個
  • 2人分の最小限の旅行荷物
  • 日常の買い物袋数個

トランク内には、ルーフを収納するための「仕切り」があり、この仕切りを下げておくことで、ルーフを格納しない空間を最大限活用できるんですよ。

ルーフオープン時(屋根を開けている状態)

電動ルーフを格納すると、トランクスペースの大半が占領されます。

残りの空間はトランクの底の奥の狭いスペースのみで、容量は約14Lまで減少します。

積載可能な荷物は以下の程度に限られます。

  • ハンドバッグ
  • 小さなリュックサック
  • ブリーフケース
  • スーパーの袋1~2袋分

「ハンドバッグなどが入る」と案内されており、大きな荷物を積んだ状態でオープン走行を楽しむことはできません。

田丸
田丸
「ルーフを開けて走りたいか」「荷物を積みたいか」によって、走行前にどちらかを諦める割り切りが必要ってことですね。

実際の積載例

ユーザーからは、80Lサイズのキャリーケースが収まったという報告もあります(グレードや積み方次第)。

ただし、全高が低い車のため、深さ(高さ)はあまり出ないので、荷物の形状選びは重要なんです。

Q. 2人しか乗れないことのメリットはある?

乗車定員が2人に限定されることは、スポーツカーや趣味の車としては大きなメリットがあります。

走りの性能と剛性の向上

後部座席がないことで、車体の全長を短く抑え、ルーフ格納部分を除いたキャビン(乗員室)もコンパクトになります。

これにより車体全体を軽量化でき、軽自動車の限られたパワーでも軽快な走行性能を実現できるんです。

また、2人乗りに特化することで、車体のねじれを防ぐためのフレーム(D-Frameなど)を効率的に配置でき、オープンカーで最も重要とされるボディ剛性を最大限に高められます。

この高剛性が、ハンドリングの正確さや安心感のある走りに直結しているわけです。

運転する楽しさの最大化

運転席と助手席の距離が近く、コンパクトでタイトな空間は「車を操っている」という感覚(一体感)を強めます。

エンジンやマフラーの音(サウンド)が、後部座席に気を遣うことなく、ドライバーとパッセンジャーの2人だけで心ゆくまで楽しめるのも魅力。

スポーツ走行の楽しさを存分に味わえる設計になっているんですよ。

経済的な維持費との両立

2シーターという設計は、軽自動車の規格(特に全幅と全長)を遵守する上で有利に働きます。

軽自動車税軽自動車の高速道路料金といった経済的なメリットを享受できるんです。

本格的なスポーツカーを、低コストで所有できる最大の理由がここにあります。

特殊な利用状況からの解放

2人乗りであるため、多人数での移動の際に運転を頼まれたり、「大勢を乗せるための車」として使われたりする状況を回避できます。

これは、コペンを「純粋な趣味の車」として楽しみたいオーナーにとって、意外と大きなメリットなんですよ。

Q. どんな人に向いている? 逆に向かない人は?

コペンは、そのコンセプトから向いている人・向かない人が明確に分かれます。

⭕ コペンに向いている人

  • 「運転する楽しさ」を最優先する人:オープンエアの開放感と、軽快でダイレクト感のある走りに魅力を感じる
  • セカンドカーとして考えている人:家族や多人数での移動、大量の荷物運搬用のメインカーを別に持っている
  • 経済性を重視するスポーツカーファン:本格的なスポーツカーが欲しいが、普通車スポーツカーの税金や維持費の高さがネックになっている
  • カスタムや個性を楽しみたい人:軽自動車の枠を超えたデザインと、着せ替え(ドレスフォーメーション)によるカスタマイズを楽しみたい

❌ コペンに向かない人

  • 3人以上での移動が多い人:家族構成やライフスタイルから、日常的に3人以上乗車する機会がある
  • 積載能力を重視する人:ゴルフバッグやキャンプ用品、ベビーカーなど、比較的大きな荷物を頻繁に運ぶ必要がある
  • 静粛性・快適性を最優先する人:一般的な軽自動車やコンパクトカーのような静かで柔らかな乗り心地を求める
  • 長距離移動での余裕あるパワーを求める人:軽自動車の64psという制限に不満を感じる、高速道路での追い越し加速に余裕を求める

使い勝手の実例

ユーザーの声では、「二人乗りでの長距離移動は思ったより疲れない」という声がある一方で、「硬い足回りによる突き上げ」を感じるという意見もあります。

用途や体格によって印象が分かれるため、試乗で確認するのが推奨されますよ。

また、80Lクラスのキャリーケースが収まったという報告もありますが、高さ方向は厳しく、ケースの向き・ルーフ状態によるため、実車での確認が確実です。

田丸
田丸
コペンは実用性を犠牲にしてでも非日常の運転体験を追求した車ってことですね。この「割り切り」を楽しめるかどうかが購入後の満足度を左右します。

※コペンを買って後悔する人・しない人の違いなどはこちらで解説しています。

コペンは何人乗り?のまとめ

ここまで、コペンの乗車定員について詳しく解説してきました。

最後に、この記事の重要なポイントをおさらいしておきましょう。

  • コペンは全グレード・全世代で「2人乗り」
  • 4人乗りや4ドアは過去も現在も存在しない
  • 2シーター設計にはオープン構造とボディ剛性確保という明確な理由がある
  • トランクは屋根の開閉で容量が劇的に変化する
  • 2人乗りには走行性能や経済性のメリットがある
  • 向き不向きがはっきりしているため事前確認が重要

コペンは何人乗りかという疑問に対する答えは明快で、「2人乗り」です。

これは制約ではなく、走りの楽しさとオープンエアの開放感を追求するための選択なんです。

購入を検討しているあなたは、この「2人乗り」という特性を理解した上で、自分のライフスタイルに合うかどうかを判断してくださいね。

コペンを選ぶということは、実用性よりも趣味性を優先するということ。

その割り切りができるなら、コペンは最高のパートナーになってくれるはずです。

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