エブリイワゴンって、見た目がゴツくて箱型だから「何人乗れるんだろう?」って気になりますよね。
私も以前、友人がエブリイワゴンでキャンプに行くって聞いたとき、「あれって軽だけど、ミニバンみたいに6人くらい乗れるのかな」なんて勝手に思ってたんです。
でも実際は、軽自動車である以上、法律で定められた定員のルールがあるわけで。
エブリイワゴンは何人乗りかをざっくりまとめると……
- 全グレード共通で4人乗り(軽自動車規格のため)
- 室内空間は軽トップクラスだが定員は増やせない
- 大人2人+子ども2人なら快適、4人フル乗車も可能だがパワー不足を感じる場面あり
- 荷物重視ならエブリイワゴン、人の快適性重視ならスペーシアやN-BOXという選択
この記事では、エブリイワゴンの定員にまつわる疑問から、実際に何人で乗るのがベストなのか、競合車との比較まで、購入前に知っておきたいポイントを詳しく解説していきます。
エブリイワゴンは何人乗り?見た目に反して意外な答え

スズキ エブリイワゴンの乗車定員について、まず結論から整理しておきましょう。
- 定員は全グレード共通で4名
- 軽自動車規格のため5人以上は乗れない
- シートは前2席+後2席の2列構成
- 商用バンベースだが乗用仕様として快適装備を追加
- 室内長2,240mmという軽トップクラスの広さが特徴
それでは、各ポイントについて詳しく見ていきます。
【答え】4人乗り
エブリイワゴンの乗車定員は、PZターボスペシャル、PZターボともに全グレード共通で4名です。
外観を見ると、全高が最大1,910mm(ハイルーフ)もある箱型ボディで、いかにも「たくさん人が乗れそう」な印象を受けます。
実際、商用バンの「エブリイ」と同じプラットフォームを使っているため、「ミニバンみたいに5人とか6人乗れるんじゃない?」と思われがちなんですよね。
でも、黄色ナンバーの軽自動車である以上、法律で定められた定員の上限は4名まで。
どんなに室内が広くても、これは絶対に変えられないルールなんです。
大きく見えるけど軽自動車だから定員は4人がルール
エブリイワゴンが「大きく見える」理由は、その独特なボディ形状にあります。
まず、全長3,395mm×全幅1,475mmというサイズは、軽自動車規格いっぱいまで使った設計。
さらに全高が1,815mm(標準ルーフ)から1,910mm(ハイルーフ)もあるため、正面から見るとかなりの迫力があるんです。
しかし、軽自動車の定員は排気量660cc以下という規格と同様に、乗車定員4名以下という明確な制限があります。
この制限は安全基準や税制上の区分に基づくもので、たとえ室内がどれだけ広くても、5人乗り仕様にすることは法律上不可能なわけです。
つまり、エブリイワゴンは「見た目は大きいけど、あくまで軽自動車」という位置づけ。
ファミリーカーとして検討する際は、この4人定員という前提をまず理解しておく必要があります。
シート構成は「前2席セパレート+後2席ベンチ」
エブリイワゴンのシートレイアウトは、限られたスペースを最大限活用する工夫が詰まっています。
前席の特徴
前席は左右独立したセパレートシート。
ただし、センターコンソールがないため、運転席から助手席へ、そして後席へと車内をウォークスルーできる構造になっています。
これが何気に便利で、雨の日に外に出ずに後席へ移動できるんです。
後席の特徴
後席は左右一体型のベンチシートですが、以下のような機能があります。
- 最大180mmのスライド機構(前後調整が可能)
- 左右独立のリクライニング機能
- リヤセンターアームレスト付き
- 前方に畳むと荷室とつながる広大なフラットスペースが出現
この後席スライドがかなり優秀で、4人乗車時でも足元に余裕を持たせられますし、逆に荷物を優先したいときは前方にスライドさせれば荷室が広がります。
一般的なトールワゴン(ワゴンRなど)やスーパーハイトワゴン(スペーシアなど)と比べても、この「荷室と居住空間の可変性」はエブリイワゴンならではの強みですね。
この車の立ち位置は「軽乗用車界の積載王」
エブリイワゴンは、他の軽乗用車とはちょっと毛色が違います。
商用バン「エブリイ」をベースに、乗用向けの快適装備を追加した「商用ベースの乗用車」なんです。
キャブオーバー構造の強み
エブリイワゴンの最大の特徴は、エンジンが前席の下に配置された「キャブオーバー型」であること。
一般的な軽自動車はエンジンが前方のボンネット内にありますが、エブリイワゴンはボンネットを極限まで短くし、その分を室内長に振り分けています。
結果、室内長2,240mmという軽乗用車トップクラスの広さを実現しているわけです。
他の軽自動車との違い
| 車種タイプ | 代表車種 | 特徴 |
|---|---|---|
| トールワゴン | ワゴンR、ムーヴ | ・バランス重視の日常使い ・乗り心地と燃費が良い ・荷室はそこそこ |
| スーパーハイトワゴン | スペーシア、N-BOX | ・人の快適性を最優先 ・スライドドアで乗降性◎ ・最新の安全装備充実 |
| 商用ベース | エブリイワゴン | ・荷物の積載を最優先 ・室内長が圧倒的 ・車中泊やアウトドアに強い |
つまり、エブリイワゴンは「人を快適に運ぶ」ことよりも「人も荷物もバランスよく運べる」ことに特化した軽自動車なんですよね。
乗車人数から想定する最適な用途
4人乗りという制約がありながら、エブリイワゴンが支持される理由は、その用途の特化性にあります。
用途1|究極の2人乗り+趣味の道具
前席に2人乗り、後席を畳んで広大な荷室として使う。
これがエブリイワゴンの最も贅沢な使い方です。
- 自転車2台を立てたまま積載
- サーフボードやスノーボード一式
- キャンプ道具フルセット
- 釣り竿などの長尺物
室内高が1,420mm(ハイルーフ)もあるため、大人が車内で立ち上がれる(少しかがむ程度)のも大きなメリット。
雨の日でも車内で着替えや道具の整理ができるんです。
用途2|車中泊・軽キャンパー
エブリイワゴンは軽自動車の中で、車中泊に最も適した車と言っても過言ではありません。
後席を倒せば、フルフラットで大人2人が足を伸ばして寝られるスペースが確保できます。
室内高があるので、車内で座っても頭がつかず、着替えや食事も楽々。
実際、純正オプションで2段ベッドセットも用意されており、最大4人での車中泊にも対応できる設計になっています。
用途3|フル乗車(4名)での長距離移動
4人全員が足を伸ばして座れる室内長の長さは、長距離移動でも疲れにくいポイント。
ただし、商用ベースゆえにサスペンションがやや硬めで、路面の凹凸を拾いやすいという特性があります。
乗り心地の面では、スペーシアやN-BOXのような「乗用専用設計」の車には劣る部分があることは理解しておく必要がありますね。
エブリイワゴンは何人乗りがベストか?理想の家族人数について

定員4人のエブリイワゴンですが、実際には何人家族での使用がベストなのでしょうか。
- 理想は大人2人+子ども2人(小学校低学年まで)
- 4人乗車でのキャンプは可能だがルーフキャリア推奨
- ミニバンと比べて静粛性や安定性で劣る部分がある
- 夫婦2人+アウトドア趣味層に最もハマる
それぞれのシーンについて、詳しく見ていきましょう。
大人2人+子ども2人の場合
普段使いなら最強の広さですが、安全面と乗り心地については割り切りが必要です。
居住性について
室内長2,240mmという軽トップクラスの広さを活かし、後席にチャイルドシートを2脚並べても、前席との間隔には圧倒的な余裕があります。
子どもの着替えや世話も、ハイルーフ車なら車内で立ったまま(やや前かがみですが)行えるレベル。
これは他の軽自動車では味わえない快適さですね。
安全性への懸念
エブリイワゴンは「キャブオーバー型」であり、前席のすぐ前に衝突安全のための鼻先(ボンネット)が短い構造です。
最新の「スペーシア」等のスーパーハイトワゴンと比べると、衝突時の衝撃吸収構造において一世代前の設計思想である点は理解しておく必要があります。
とはいえ、2025年12月時点では、夜間歩行者検知機能付の「デュアルカメラブレーキサポート」が全車標準装備されており、予防安全性能は向上しています。
乗り心地の注意点
後輪の真上に座る後席は、商用車ベースのサスペンション構造ゆえに、段差での突き上げが強め。
子どもが酔いやすいという声が、Yahoo!知恵袋などのオーナーレビューで散見されます。
長距離移動の際は、こまめな休憩を取るなどの配慮が必要かもしれません。
4人乗車でのキャンプや旅行
積載力は軽No.1ですが、4人フル乗車+キャンプ道具一式はルーフキャリアが前提になります。
荷室の現実
4人が快適に座るために後席をスライドで後ろに下げると、荷室の奥行きは大幅に削られます。
4人分のキャンプ道具(テント、シュラフ、チェア、クーラーボックス等)をすべて車内に収めるのは、正直かなり厳しい。
カタログ上の荷室容量は1,123Lと謳われていますが、これは後席を最前方にスライドさせた状態での数値です。
解決策
キャンプ利用をするオーナーの多くは、以下のような工夫をしています。
- ルーフキャリアやルーフボックスを装着
- かさばるテント類は屋根に積載
- 車内には衣類や貴重品、食材のみ
実際、エブリイワゴンでキャンプを楽しむユーザーの写真を見ると、ルーフキャリアを活用しているケースが大半ですね。
パワーの問題
大人4人+大量の荷物を積んだ総重量(推定1.2トン超)を、64馬力(47kW)のターボエンジンで動かすことになります。
2024年にCVT(無段変速機)が採用されて改善されましたが、それでも山道や高速道路では常にエンジンが唸り声を上げるほどの高負荷走行になります。
回転数が4,000〜5,000rpmまで上がることも珍しくなく、車内はそれなりに賑やかな状態に。
ミニバンと比べて割り切るポイント
普通車のミニバン(セレナやノア・ヴォクシー等)と比較検討する際、後悔しないためのチェックポイントを整理しました。
| 比較項目 | エブリイワゴン | 普通車ミニバン |
|---|---|---|
| 定員 | 4人(絶対) | 7〜8人 |
| 横幅の余裕 | 1,355mm(密着感あり) | 1,500mm以上(ゆったり) |
| 静粛性 | エンジンが座席下で賑やか | エンジンが前方で静か |
| 高速安定性 | 横風に弱く疲れやすい | 重心とパワーがあり楽 |
| 維持費 | 自動車税・車検代が安い | 維持費は高いが保険充実 |
特に注目すべきは「静粛性」と「高速安定性」の差。
エブリイワゴンはエンジンが座席の下にあるため、走行中はどうしてもエンジン音や振動が伝わりやすい構造なんです。
また、箱型ボディで車高が高いため、横風の影響を受けやすく、高速道路で100km/h巡航すると結構疲れます。
一方で、維持費の安さは圧倒的。
軽自動車税は年間10,800円(2024年度)、車検代も普通車より安く、任意保険料も割安です。
「多少の不便さは我慢できるから、とにかく維持費を抑えたい」という人には、エブリイワゴンは最適な選択肢ですね。
エブリイワゴンがハマる家庭像
リサーチの結果、エブリイワゴンを「最高の1台」として愛用している家庭には、明確な共通点があります。
パターン1|「2人+1匹」の旅派
大人2人とペットで、日本中を車中泊しながら旅をする。
この用途において、エブリイワゴンは「軽キャンパー」のベース車として不動の1位です。
室内でペットと一緒に過ごせる広さ、フルフラットで寝られる快適性、燃費の良さ(WLTCモード15.1km/L)のバランスが絶妙なんですよね。
パターン2|道具としての「箱」を求めるアウトドア派
見た目のお洒落さよりも、実用性に価値を感じる層。
- 雨の日に車内で自転車が整備できる
- 長尺物の釣り竿がそのまま積める
- 汚れたキャンプ道具をガンガン積める
こうした「道具」としての割り切った使い方ができる人に、エブリイワゴンは刺さります。
パターン3|都市部住まいの4人家族
「道が狭いので軽自動車しか無理だが、たまに家族4人でアウトドアを楽しみたい」という、サイズ制約の中で最大容積を求める家庭。
最小回転半径が4.5mと取り回しが良く、狭い路地でも扱いやすいのが強みです。
普段は買い物や送迎、週末はレジャーという使い分けができるわけですね。
エブリイワゴンは何人乗りか気になる人のQ&A
エブリイワゴンの定員について、購入検討者がよく抱く疑問に答えていきます。
- 子連れ利用は問題ないが商用感は残る
- 4人フル乗車は走りに影響あり(特に坂道や高速)
- スペーシア/N-BOXとは目的が異なる車
それぞれ詳しく見ていきましょう。
Q. 子連れで乗っても違和感ない?
使い勝手は最高ですが、見た目の商用感と乗り心地の割り切りが必要です。
違和感の有無
近年はキャンプや車中泊ブームの影響で、子育て世代がエブリイワゴンを「アウトドア仕様のファミリーカー」として乗るスタイルが定着しています。
幼稚園の送迎やスーパーで見かけても、違和感を持たれることはほぼありません。
むしろ「アウトドア好きな家族なんだな」という好印象を与えることも。
子連れ利用のメリット
- 室内高1,420mm(ハイルーフ)で車内での着替えが楽
- 左右ウォークスルーで雨の日も外に出ずに後席へ移動可能
- 両側パワースライドドア(PZターボスペシャル)で乗降性◎
- 後席180mmスライドでチャイルドシート2台設置も余裕
懸念点
ただし、内装がベージュ基調のファブリック(PZターボ系)であっても、インパネのデザインなどは商用車ベースの無骨さが残ります。
また、後輪の上に座る構造上、段差での「跳ね」が強いため、チャイルドシートに座る子どもが寝にくい、あるいは酔いやすいという声がある点は注意が必要です。
Q. 4人フル乗車したら走りに影響はある?
CVT採用で劇的に改善されましたが、重量増による制動距離とパワー不足は無視できないレベルです。
加速性能
2024年の一部改良で採用されたCVT(自動無段変速機)により、従来の4AT時代よりもスムーズな加速が可能になりました。
しかし、大人4人(約240kg)+車両重量(約1,000kg)の合計1.2トン以上を64馬力で動かすため、以下のシーンでは「アクセル全開」に近い状態になります。
- 高速道路の合流
- 登坂路(山道)
- 追い越し加速
平坦な街乗りでは問題ありませんが、山間部やレジャー先への移動では、エンジンが唸る場面が多くなります。
ブレーキの影響
フル乗車時は、1人乗車時に比べて明らかに「止まりにくい(制動距離が伸びる)」と感じるオーナーが多数います。
特に下り坂ではエンジンブレーキの効きが弱く感じるため、早めのブレーキ操作が必要ですね。
燃費への影響
4人フル乗車でエアコンを使用すると、実燃費は10km/Lを切るケースも報告されています。
カタログ値はWLTCモード15.1km/Lですが、これは理想的な条件下での数値。
実際の使用では、この7〜8割程度と考えておいたほうが無難です。
Q. スペーシアやN-BOXと迷ったら?
エブリイワゴンと、スペーシア・N-BOX(スーパーハイトワゴン)は「4人乗り」という点は共通ですが、性格が真逆です。
| 比較項目 | エブリイワゴンを選ぶべき人 | スペーシア/N-BOXを選ぶべき人 |
|---|---|---|
| 最大の目的 | 荷物を積むこと、車中泊、趣味 | 人を乗せること、快適な送迎 |
| エンジン位置 | 座席の下(音が響く) | 前方ボンネット内(静か) |
| 床の高さ | 高め(乗降に力が必要) | 低め(子ども・高齢者に優しい) |
| 安全性 | 衝突時の鼻先が短い | 最新の衝撃吸収構造 |
| 駐車ブレーキ | 足踏み式 | 電動パーキングブレーキ |
判断の決め手
「車内で寝るか、大きな泥汚れ物を積むか」がYESならエブリイワゴン。
「街乗りメインで、家族が静かに快適に移動したい」ならスペーシアやN-BOXが正解です。
また、燃費重視ならスペーシアのハイブリッドモデル(WLTCモード25.1km/L)が圧倒的に有利。
一方、荷室容量や車中泊の快適性では、エブリイワゴンに軍配が上がります。
結局のところ、「何を最優先するか」で選ぶ車が変わってくるわけですね。
エブリイワゴンは何人乗り?のまとめ
エブリイワゴンの乗車定員と、実際の使い勝手について解説してきました。
最後に、この記事のポイントを振り返っておきましょう。
- エブリイワゴンは何人乗りかというと、全グレード共通で4人乗り
- 軽自動車規格のため定員は4名が上限
- 室内長2,240mmで軽トップクラスの広さを実現
- 大人2人+子ども2人なら快適だが乗り心地は硬め
- 4人フル乗車時は加速力不足を感じる場面あり
- 荷物重視ならエブリイワゴン、人の快適性重視ならスペーシア/N-BOX
- 車中泊やアウトドアに最適な「道具としての軽自動車」
エブリイワゴンは、見た目の大きさから「たくさん人が乗れそう」と誤解されがちですが、あくまで4人乗りの軽自動車。
ただし、その室内空間の広さと荷室の可変性は、軽自動車の中でもトップクラスです。
「人を運ぶ」ことよりも「人も荷物もバランスよく運ぶ」ことに特化した車なので、用途に合えば最高の相棒になってくれるはずですよ。
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