タントって軽自動車じゃないんですか?——そんな質問、私もよく耳にします。
実は私自身、初めてタントを見たとき「これ本当に軽?」と二度見したクチなんです。
だって、あの堂々とした佇まいとか、室内の広さとか、どう見ても普通車のミニバンと変わらないじゃないですか。
白いナンバーをつけて走っているタントを見かけたときなんて、「やっぱり普通車だったのか」と勘違いしそうになりました。
結論から言うと、タントは間違いなく軽自動車です。
全長3,395mm、全幅1,475mm、全高1,755mm、排気量658ccと、すべて軽自動車の規格内に収まっています。
「タントは軽自動車じゃない」疑惑をざっくりまとめると……
- タントは法律上も規格上も完全に軽自動車
- 白ナンバーは特別仕様で軽でも選択可能
- 見た目の大きさや走りの良さが誤解を生んでいる
- 軽自動車ならではの税金や維持費のメリットがある
- 初心者でも運転しやすく家族にも人気の理由がある
この記事では、なぜタントが「軽自動車じゃない」と誤解されるのか、白ナンバーの謎、そして軽自動車としてのメリット・デメリットまで、同じ疑問を持っていた私の経験も交えながら詳しく解説していきます。
タント購入を検討中の方、すでにタントに乗っていて周囲から「それ軽じゃないよね?」と言われてモヤっとしている方、ぜひ最後まで読んでスッキリしていってください。
タントは軽自動車じゃない?

ダイハツタントが軽自動車かどうか、この疑問に対する答えは実にシンプルです。
以下の順番で、タントの車種分類について確認していきましょう。
- タントが軽自動車規格を満たしている証拠
- タントカスタムも同じく軽自動車である理由
- 白ナンバーのタントが存在する背景
- 軽自動車であることのメリットとデメリット
- タントと似ている普通車との違い
- タントの正式な車種分類のおさらい
それぞれ詳しく見ていきますね。
【答え】タントは軽自動車です(サイズも分類も)
タントは日本の道路運送車両法で定められた軽自動車の規格を、すべてクリアしています。
というのも、軽自動車には明確な基準があって、それを1つでも超えると普通車扱いになってしまうんですよね。
軽自動車の規格とタントの実際のサイズを比較してみましょう。
| 項目 | 軽自動車の規格 | タントの寸法(標準車) |
|---|---|---|
| 全長 | 3.40m以下 | 3.395m |
| 全幅 | 1.48m以下 | 1.475m |
| 全高 | 2.00m以下 | 1.755m(2WD) 1.775m(4WD) |
| 排気量 | 660cc以下 | 658cc |
| 乗車定員 | 4人以下 | 4人 |
見ていただければ分かる通り、タントはすべての項目で軽自動車の基準内に収まっているわけで。
特に注目すべきは排気量です。
タントのエンジンは658ccで、軽自動車の上限である660ccギリギリまで使い切っているんですよね。
これ以上大きなエンジンを積んだら、即座に普通車扱いになってしまいます。
全長も3.395mmと、規格の3.40m(3,400mm)に対してわずか5mm余裕を残すだけ。
つまり、タントは軽自動車の枠をギリギリまで使って設計された車なんです。
車両型式も「5BA-LA650S」(2WD)または「5BA-LA660S」(4WD)となっており、これは軽自動車を示す分類。
ナンバープレートの分類番号も、軽乗用車を示す「5」から始まります。
法律上も規格上も、タントは完全に軽自動車なんですよ。
【答え】タントカスタムも普通車じゃなく軽自動車
タントカスタムを見ると、さらに「これ普通車でしょ?」と思いたくなる気持ち、めちゃくちゃ分かります。
あの迫力あるフロントグリル、シャープなヘッドライト、エアロパーツで引き締まったボディライン——どう見ても高級ミニバンのような風格があります。
でも、タントカスタムも標準のタントと同じ車台を使用していて、寸法は以下の通りです。
- 全長:3,395mm(標準車と同じ)
- 全幅:1,475mm(標準車と同じ)
- 全高:1,755mm(2WD)/ 1,775mm(4WD)
- 排気量:658cc
- 乗車定員:4人
エアロパーツを装着しても、全幅や全長は軽自動車の枠内に収まっているんです。
カスタムRSというターボ搭載グレードでも、エンジンはKF型658cc。
最高出力は47kW(64PS)と、軽自動車の自主規制上限である64PSちょうどですが、排気量は変わりません。
つまり、タントカスタムは見た目こそスポーティで普通車っぽいものの、中身は完全に軽自動車の規格を守っているわけですね。
車検証を見れば分かりますが、タントカスタムの車両型式も「5BA-LA650S」または「5BA-LA660S」で、標準車と同じ軽自動車の分類です。
軽なのに白ナンバーが走っているのはなぜか?(5ナンバーじゃない理由)
街中でタントの白いナンバープレートを見かけて、「やっぱり普通車だった!」と思った経験、ありませんか?
私も最初は完全に勘違いしていました。
軽自動車のナンバープレートは通常、自家用車なら黄色地に黒文字のはず。
なぜかというと、道路運送車両法で軽自動車と普通車を区別するために色分けされているからなんです。
でも実は、軽自動車でも特別仕様のナンバープレートを選ぶことで、白いナンバーをつけることができるんですよ。
白ナンバーを選べる特別仕様プレートは主に以下の3種類。
オリンピック・パラリンピック特別仕様ナンバープレート
2017年から交付が始まった、東京2020大会を記念したデザインです。
図柄入り(有料)と図柄なし(無料)の2種類があり、どちらも白地のプレートが選べました。
軽自動車でも普通車と同じ白地が使えるということで、当時かなり人気があったんですよね。
ラグビーワールドカップ特別仕様ナンバープレート
2019年に日本で開催されたラグビーワールドカップを記念したデザイン。
こちらも図柄入りと図柄なしがあり、白地のプレートを選択できました。
期間限定での交付でしたが、すでに取得した車両は継続して使用できます。
地方版図柄入りナンバープレート
地域の風景や観光資源をデザインした、いわゆる「ご当地ナンバー」です。
地域によっては白い背景のデザインが採用されており、軽自動車でも取得可能。
富士山、瀬戸内、飛鳥など、全国各地で様々なデザインが用意されています。
これらの特別仕様ナンバープレートを選んでも、車検証の分類は「軽自動車(5ナンバー)」のまま変わりません。
つまり、税金も軽自動車税のままだし、高速道路料金も軽自動車の料金区分が適用されます。
ただし、白ナンバーの軽自動車でも、よく見るとナンバープレートの分類番号が「5」から始まっているので、そこで軽自動車だと判別できるんですよね。
普通車の5ナンバー(小型乗用車)は「5」から始まりますが、分類番号の範囲が501~579。
一方、軽乗用車は580~599の範囲なので、実は区別がつくようになっています。
タントが普通車じゃないメリット
タントが軽自動車であることは、正直かなり大きなメリットがあります。
普通車と比べて、経済的な負担が段違いに軽いんですよね。
具体的にどんなメリットがあるか、見ていきましょう。
税金の安さ
まず何といっても税金です。
軽自動車税は年額10,800円(自家用乗用車の場合)で、これは普通車と比べて圧倒的に安い。
普通車の自動車税は排気量によって変わりますが、最も小さい1,000cc以下でも年額25,000円。
1,000cc超~1,500cc以下だと30,500円ですから、タントなら年間2万円近く節約できるわけで。
さらに、車検時に支払う自動車重量税も軽自動車は安く設定されています。
タントの場合、新車登録から13年未満なら2年間で6,600円(エコカー減税対象外の場合)。
普通車だと車両重量1トン以下でも2年間で16,400円かかりますから、ここでも約1万円の差がつきます。
維持費の安さ
車検費用も、軽自動車の方が安く済む傾向があります。
というのも、部品代や工賃が普通車より安価なケースが多いんですよね。
タイヤも155/65R14や165/55R15といったサイズで、普通車の16インチや17インチタイヤと比べると1本あたり数千円安い。
任意保険の保険料も、同クラスの普通車と比べて安くなることが多いです。
保険会社や条件にもよりますが、年間で数万円の差が出ることも珍しくありません。
高速道路料金
地方の高速道路や一部の有料道路では、軽自動車専用の料金区分が設けられています。
普通車料金と比べて2割程度安くなることが多く、長距離を頻繁に走る人にとっては大きなメリット。
例えば東京から大阪まで走ると、普通車なら約8,000円のところ、軽自動車なら約6,500円で済みます。
つまり、タントが軽自動車であることは、税金・保険・車検・高速料金すべてにおいて経済的なメリットがあるわけです。
室内の広さや使い勝手は普通車のミニバンに迫りながら、維持費は軽自動車。
このコストパフォーマンスの高さが、タントが売れ続けている理由なんでしょうね。
タントが軽自動車であるデメリット
メリットばかり並べましたが、正直デメリットもあります。
軽自動車という規格に縛られることで生じる制約は、やっぱり無視できません。
エンジンの非力さ
排気量が658ccに制限されるため、特にターボなしのNA(自然吸気)エンジンでは、高速道路の合流や急な坂道でパワー不足を感じます。
NAエンジンの最高出力は38kW(52PS)で、これは軽自動車としては標準的ですが、普通車と比べると明らかに力不足。
ターボ車なら47kW(64PS)まで上がりますが、それでも車重930~990kgを考えると、余裕があるとは言えません。
4人乗車で荷物を積んで高速道路を走ると、追い越し加速でアクセルを踏み込んでもなかなか加速しない、なんてことも。
横幅の制約
全幅が1.475mmと、軽自動車規格の1.48m以下に収める必要があります。
室内高は1,370mmと驚異的に高いものの、室内幅は1,350mmしかありません。
つまり、後部座席に大人3人が並んで座るのは物理的にかなり厳しい。
実際、タントの乗車定員は4人までと法律で決まっているので、5人家族には対応できないんですよね。
安全性(衝突時)
車体重量が880~990kgと軽く、ボディサイズも小さいため、大型車との衝突時には不利になります。
スマートアシスト(衝突回避支援システム)やサイドエアバッグなど、安全装備は充実していますが、物理的な車体の大きさと重さは安全性に直結する要素。
特に高速道路での走行では、横風の影響を受けやすいという点も気になります。
乗車定員の制限
軽自動車は法律で乗車定員が4人までと厳しく定められています。
5人以上の家族や友人との移動には対応できないので、大人数での移動が多い人には向きません。
とはいえ、これらのデメリットは軽自動車という規格の中でタントが最大限の性能を発揮している証拠でもあるわけで。
自分の使い方に合っているかどうか、しっかり見極めることが大切です。
※タントは何人乗りなのか、子供も含めた場合の定員についてはこちらでまとめています。
タントは何人乗り?大人と子供の人数ごとの定員まとめ!
タントは何人乗りか知りたい方へ。全グレード共通で定員4名ですが、12歳未満の子供のカウント方法には特例があります。大人と子供の組み合わせパターン、チャイルドシート装着時の現実的な乗車人数、N-BOXやスペーシアとの比較まで、購入前に知っておくべき情報を詳しく解説します。
クルマ選びの達人混同しやすいタントに似た普通車
タントの「スーパーハイトワゴン」というスタイルは、実は普通車にも似たデザインの車種があります。
これがまた誤解を招く原因になっているんですよね。
トヨタ・ルーミー
ルーミーは全長3,700mm、全幅1,670mm、全高1,735mmで、軽自動車の規格を完全に超えています。
排気量は996ccまたは1,000ccで、5人乗りの小型普通車(5ナンバー)。
両側スライドドアを備え、背の高いデザインはタントと似ていますが、横幅と長さがひと回り大きいんです。
タントより室内が広く、特に後席の足元空間に余裕がありますが、その分税金や維持費も高くなります。
スズキ・ソリオ / 三菱・デリカD:2
ソリオは全長3,810mm、全幅1,645mm、全高1,745mmの小型普通車。
排気量は1,200ccで、5人乗りです。
タントと同じく両側スライドドアを備えていますが、ピラーレスではないのが違い。
デリカD:2はソリオのOEM車で、基本的な仕様は同じ。
どちらもタントより一回り大きく、普通車の維持費がかかります。
ダイハツ・トール
実はダイハツにも、タントに似た普通車があります。
トールは全長3,700mm、全幅1,670mm、全高1,735mmで、ルーミーの姉妹車。
排気量1,000ccの5人乗り小型普通車で、タントの「大きい版」といった位置づけ。
つまり、タントに似た見た目の車でも、サイズと排気量が軽自動車規格を超えていれば普通車扱いになるんですよね。
街中で「あれ、タントかな?でもちょっと大きい?」と思ったら、ルーミーやソリオかもしれません。
【おさらい】タントの車種分類
ここまでの内容を表でまとめておきましょう。
| 項目 | 分類 | 根拠 |
|---|---|---|
| 正式な車種分類 | 軽自動車 | 全長3.4m以下 全幅1.48m以下 排気量660cc以下 すべての規格を満たす |
| ナンバープレート | 黄色 (または白地の特別仕様) |
車検証上の分類が 軽自動車であるため |
| 車体番号分類 | 5ナンバー (軽乗用車) |
軽自動車の乗用車 (ワゴン)分類 分類番号580~599 |
| 乗車定員 | 4名 | 軽自動車の定員上限 |
| 車両型式 | 5BA-LA650S(2WD) 5BA-LA660S(4WD) |
5から始まる型式は 軽自動車を示す |
タントは軽自動車であり、その規格をギリギリまで活用して作られた、高効率な設計の車。
見た目の迫力や室内の広さから誤解されやすいですが、法律上も税制上も完全に軽自動車なんです。
タントは軽自動車じゃない!と誤解されがちな3つの理由

ここからは、なぜタントが「軽自動車じゃない」と誤解されやすいのか、その理由を掘り下げていきます。
主な理由は以下の3つ。
- 「スーパーハイトワゴン」という圧倒的な存在感
- ミニバンとの比較で語られることが多い
- ターボエンジンの力強い走行性能
それぞれ詳しく解説しますね。
理由1|「スーパーハイトワゴン」という存在感
タントが軽自動車に見えない最大の理由は、その「スーパーハイトワゴン」というボディタイプが生み出す物理的な存在感です。
私も初めて実物を見たとき、「こんなに大きいの?」と驚きました。
スーパーハイトワゴンとは、軽自動車でありながら全高が1,700mm以上ある背の高い車種のこと。
タントの全高は1,755mm(2WD)で、これは大人の身長よりも高いんですよね。
この高さと、ミラクルオープンドアによる巨大な開口部が、実際の寸法以上に車を大きく見せます。
室内高は約1,370mmもあり、子供が車内で立ち上がれるほど。
後席のスライドドアを開けると、センターピラー(Bピラー)がないため、まるで壁が消えたような開放感があります。
「軽自動車は小さい」という従来の固定概念からすると、タントの実際の大きさは期待を裏切るレベルなんですよ。
特にタントカスタムは、大型のフロントグリル、エアロパーツ、シャープなLEDヘッドライトを採用していて、外観の威圧感がハンパない。
正面から見ると、小型普通車に引けを取らない迫力があります。
メッキパーツが多用されたデザインも、高級感を演出していて、「これが軽自動車?」と思わせる要因になっているんでしょうね。
さらに、室内空間の広さも誤解の原因。
室内長2,125mm、室内幅1,350mmという数字は、軽自動車としては驚異的。
後席に座っても足元に余裕があり、頭上空間もたっぷり。
チャイルドシートを設置しても、隣に大人が座れるくらいのスペースがあるんです。
この広々とした室内空間が、「こんなに広いなら普通車でしょ」という誤解を生んでいるわけで。
理由2|ミニバンと比較して語られやすい
タントがターゲットとするユーザー層や使い勝手が、普通車のミニバンと類似しているため、比較対象として語られることが多いんです。
これが普通車だと錯覚されやすくなる原因の一つ。
用途の共通性
両側スライドドアは、ファミリー向けミニバン(ノア、ヴォクシー、ステップワゴンなど)の象徴的な装備。
タントも両側スライドドア、特にミラクルオープンドアを持つため、「小さなミニバン」として認識されるんですよね。
子育て世代がメインターゲットという点も共通しています。
子どもの乗せ降ろしのしやすさ、ベビーカーの積みやすさ、チャイルドシートの設置しやすさ——これらはミニバンの得意分野ですが、タントも同等の利便性を持っています。
実際、タントは子育て世代のセカンドカー、あるいはメインカーとして選ばれることが多いわけですね。
報道や口コミでの比較
自動車雑誌やネット上でも、タントとソリオ(小型普通車)やコンパクトミニバンを比較する記事が頻繁に見られます。
「タントは軽というより普通車の代わり」という論調も多く、これが誤解を助長しているんでしょうね。
YouTubeのレビュー動画でも、「軽なのにミニバン並み」「普通車を買うならタントで十分」といったコメントをよく見かけます。
つまり、タントは機能面でミニバンと比較されるほどの実力を持っているため、軽自動車という枠を超えた存在と見なされがちなわけです。
理由3|ターボ付きグレードの力強い走り
軽自動車のターボエンジンは、法定で定められた最大出力64PSまでブーストすることで、NA(自然吸気)エンジンとは比較にならない力強い加速力を発揮します。
NAエンジンの最高出力が38kW(52PS)なのに対し、ターボエンジンは47kW(64PS)。
数字だけ見ると12PSの差ですが、実際の走行フィーリングはまるで別物。
最大トルクが60N・m(6.1kgf・m)から100N・m(10.2kgf・m)へと大幅に向上するため、発進加速や追い越し加速が段違いにスムーズなんです。
街乗りはもちろん、高速道路でもストレスを感じにくい走行性能を持っています。
特に運転経験の浅い人や、従来の軽自動車しか知らない人にとっては、「軽とは思えない」と感じるほどの走行性能。
この力強い走りが、「軽自動車は非力」という認識を裏切り、「こんなに走るなら、排気量が1,000cc程度の普通車に違いない」という誤った判断に繋がることがあるんですよね。
また、CVT(無段変速機)の制御が上手いことも、スムーズな加速感を生んでいます。
エンジン回転数を効率よく使うことで、小排気量ながら力強い走りを実現しているわけで。
結局のところ、タントは「見た目の大きさ」「ミニバンに匹敵する使い勝手」「ターボによる力強い走り」の三点により、軽自動車の枠を乗り越えた存在感を持っているんです。
これが誤解の根本的な原因なんでしょうね。
タントは軽自動車じゃないと疑っていた人のQ&A
ここからは、タントが軽自動車だと知って驚いた方や、まだ半信半疑の方に向けて、よくある質問に答えていきます。
- 軽自動車初心者でもタントは選んで大丈夫?
- サイズが大きいけど他の軽と同じ感覚で乗れる?
- ライバル車のN-BOXは軽?普通車?
- 普通車と軽自動車の簡単な見分け方は?
順番に見ていきましょう。
Q. 軽自動車の初心者が選んでも大丈夫な車?
はい、タントは軽自動車初心者でも安心して選べる車です。
というか、むしろ初心者にこそおすすめしたい車種なんですよね。
理由は以下の通り。
視界の良さ
タントは車高が高く、運転席のアイポイント(目線の高さ)が高いため、遠くまで見渡すことができます。
前方の視界が開けているので、信号や標識も早めに確認できるし、交差点での見通しも良好。
Aピラー(フロントウィンドウの両脇の柱)が細めに設計されているため、斜め前方の死角も少ないんです。
運転しやすいという口コミが多いのは、この視界の良さが大きいんでしょうね。
小回りの良さ
軽自動車規格のため、最小回転半径が4.4m(15インチタイヤ車は4.7m)と小さい。
狭い場所でのUターンや車庫入れが非常に楽で、これは運転初心者にとって大きな助けとなります。
駐車場でも、軽自動車専用の狭いスペースにスムーズに入れられます。
四角いボディ
タントのボディ形状は四角く、車の先端や後端の感覚が掴みやすい。
丸みを帯びたデザインの車だと、ボディの端がどこにあるか分かりにくいことがありますが、タントは角がはっきりしているので車両感覚を身につけやすいんです。
安全装備の充実
スマートアシスト(衝突回避支援システム)が標準装備されており、衝突警報や衝突回避支援ブレーキが作動します。
車線逸脱警報やオートハイビームなど、運転をサポートする機能も豊富。
つまり、タントは視界・小回り・車両感覚・安全装備のすべてで初心者に優しい設計になっているわけです。
ただし、慣れるまでは全高が高いため、横風が強い日の高速道路では速度を控えめにするなど、重心が高い車特有の運転感覚に注意が必要ですけどね。
Q. サイズが大きいけど他の軽自動車と同じ感覚で乗れる?
「幅」と「長さ」は他の軽自動車と同じ感覚で乗れますが、「高さ」と「重さ」の感覚は異なります。
同じ感覚で乗れる点(幅・長さ)
タントの全幅1,475mmと全長3,395mmは、他の軽自動車と規格上ほぼ同じ。
例えばホンダN-BOXは全幅1,475mm、全長3,395mmで、タントと全く同じサイズ。
スズキ・スペーシアも全幅1,475mm、全長3,395mm。
狭い道での対向車とのすれ違いや、軽自動車用の駐車枠への駐車は、他の軽自動車と変わらず容易なんです。
全幅が1.48m以下に制限されているため、住宅街の細い路地でも安心して走れます。
異なる感覚で乗るべき点(高さ・重さ)
全高が1,755mm(2WD)または1,775mm(4WD)と高いため、立体駐車場の高さ制限(1.55m以下が多い)をクリアできない場合があります。
事前に駐車場の高さを確認する必要があるんですよね。
車重も、標準的な軽セダン(アルトやミライースなど)が650~750kg程度なのに対し、タントは880~990kgとかなり重い。
特にNAエンジン車では、坂道や多人数乗車時に加速の鈍さを感じることがあります。
また、重心が高いため、カーブでの横揺れや、高速走行時の横風の影響を受けやすい。
つまり、取り回しや駐車は他の軽自動車と同じ感覚で大丈夫ですが、高さと重さに関しては別の車種として意識する必要があるわけです。
Q. ライバル車のN-BOXは軽?普通車?
ホンダのN-BOXも、タントと同じく軽自動車です。
N-BOXもタントと同様に「スーパーハイトワゴン」に分類され、以下の軽自動車規格をすべて満たしています。
| 項目 | 軽自動車規格 | N-BOXの寸法 |
|---|---|---|
| 全長 | 3.40m以下 | 3.395m |
| 全幅 | 1.48m以下 | 1.475m |
| 全高 | 2.00m以下 | 1.790~1.815m |
| 排気量 | 660cc以下 | 658cc |
| 乗車定員 | 4人以下 | 4人 |
N-BOXの全高は1,790~1.815mmで、タントよりもさらに高いんです。
室内空間の広さでは、N-BOXとタントは互角のライバル。
どちらも広い室内空間と利便性で競争するライバル車であり、軽自動車としての税制優遇や維持費のメリットがあります。
つまり、N-BOXもタントも、見た目は大きいけど中身は軽自動車。
Q. 普通車と軽自動車の簡単な見分け方は?
車の知識がなくても、走行中の車を見れば、軽自動車か普通車かを簡単に見分ける方法が2つあります。
方法1|ナンバープレートの色(最も確実)
軽自動車は原則として黄色いナンバープレート(自家用車の場合)。
普通車は原則として白いナンバープレート(自家用車の場合)。
これが最も確実な見分け方です。
ただし、特別仕様のナンバープレート(オリンピック、地方図柄など)を選択した場合、軽自動車でも白いプレートになることがあります。
その場合でも、プレートの分類番号(地名の横の数字)で見分けが可能。
普通車の5ナンバー(小型乗用車)は3または5から始まりますが、範囲が300番台または500番台。
軽乗用車は5から始まりますが、範囲が580~599。
つまり、「5」から始まる番号でも、580以降なら軽自動車なんです。
方法2|全幅(見た目の直感)
軽自動車は規格上、全幅が1.48m以下に制限されています。
日本の公道を走る車の多くと比較すると、明らかに横幅が狭いのが特徴。
普通車は小型普通車でも1.6~1.7m程度の幅があるため、横に並べると軽自動車の方が細身であることが分かります。
駐車場で隣に停まった車と比べてみると、軽自動車の横幅の狭さが実感できるはず。
つまり、ナンバーの色と横幅を見れば、ほぼ確実に軽自動車か普通車かを見分けられるわけですね。
タントは軽自動車じゃない?のまとめ
ここまで、タントが軽自動車かどうかという疑問について、様々な角度から解説してきました。
最後にもう一度、重要なポイントをおさらいしておきましょう。
- タントは法律上も規格上も完全に軽自動車(全長3,395mm、全幅1,475mm、排気量658cc)
- タントカスタムも同じく軽自動車で、見た目の迫力と中身の分類は別物
- 白ナンバーの軽自動車は特別仕様プレートで、税金や料金は軽自動車のまま
- 軽自動車であることで税金・保険・車検・高速料金が安くなる大きなメリットがある
- 一方でエンジンの非力さや乗車定員4名という制約もある
- スーパーハイトワゴンの存在感とミニバン並みの使い勝手が誤解を生んでいる
- ターボエンジンの力強い走りも「軽じゃない」と思わせる要因
- 初心者でも運転しやすく、視界の良さと小回りの良さが魅力
- N-BOXもタントと同じく軽自動車で、どちらも規格ギリギリの設計
- ナンバーの色と横幅で、軽自動車と普通車を簡単に見分けられる
タントは軽自動車という規格の中で、最大限の性能と居住性を追求した車種。
見た目や使い勝手は普通車のミニバンに迫りながら、維持費は軽自動車という、まさにいいとこ取りの存在なんです。
「タントは軽自動車じゃない」という誤解は、タントが軽自動車の常識を覆すほど優れた車である証拠だと、私は思います。
購入を検討している方は、試乗して実際の運転感覚や室内空間を体感してみることをおすすめします。
きっと、軽自動車という枠を超えた魅力を実感できるはずですよ。
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