ざっくりまとめると…
- 荷物が載らない限界と手動屋根の手間が手放す最大の理由
- タイヤ代やメンテナンス費用は軽とは思えないほど高め
- 趣味車として割り切れる人には唯一無二の存在
S660を手放した理由について、実際のオーナーの声を集めてみると見えてくるものがあります。
「最高に楽しい車なのに、なぜ売るんだろう?」と不思議に思いませんか?
私自身も以前、趣味性の高いスポーツカーを所有していた経験があるので、その気持ちは痛いほどわかります。
この記事では、S660オーナーが手放した本当の理由から維持費の現実、後悔した人と満足した人の違いまで、購入前に知っておくべきリアルな情報をまとめました。
あなたがS660の購入を迷っているなら、きっと判断材料になるはずです。
目次
これが多い!オーナーがS660を手放した3つの理由

ホンダ S660を手放した理由で特に多いのが、以下の3つです。
- 積載能力がほぼゼロという物理的な限界
- 手動式ロールトップの着脱が想像以上に面倒
- 加齢やライフスタイルの変化による乗り降りの苦痛
どれも「車の性能」ではなく「日常での使い勝手」に関わる理由なんですよね。
つまり、S660自体は素晴らしい車だけど、生活との折り合いがつかなくなったという話。
理由1|積載能力が「ほぼゼロ」という限界
最も多い手放し理由は、荷物が載らないことです。
S660にはトランクが存在せず、フロントのユーティリティボックスも屋根を収納すれば埋まってしまいます。
「1泊2日の旅行すら、助手席に人を乗せると荷物の置き場がない」というオーナーの声は本当に多いんです。
仕事帰りにスーパーで買い物をしようものなら、トイレットペーパー1つで車内がパンパンになる現実。
こうした日常の不便が積み重なって、実用的な車への乗り換えを選ぶケースが後を絶ちません。
理由2|「手動式ロールトップ」の着脱が手間に感じる
S660の屋根は手動で巻いて収納する「ロールトップ」方式で、これが想像以上に面倒なんです。
突然の雨が降ってきたとき、停車して車外に出ないと閉められないため、天候が不安定な日のドライブがストレスになります。
最初のうちは「儀式みたいで楽しい」と思えるんですが、数年経つと「電動のコペンが羨ましい」と漏らすオーナーも少なくありません。
毎回車を降りて、屋根を広げて、固定して……この作業が真夏や真冬だとさらにキツい。
理由3|加齢やライフスタイルの変化(乗り降りの苦痛)
S660は着座位置が極端に低く、サイドシルも太いため、乗り降りに体力を使います。
「腰や膝を痛めてから、乗り降りが修行のようになった」という声は切実です。
また、結婚や出産で「どうしても2人乗りでは対応できなくなった」というライフステージの変化も大きな理由。
趣味に振り切った車だからこそ、50代など人生のステージが変わるタイミングが手放すきっかけになりやすいんですよね。
購入前に知っておきたいS660の実用性での具体的な不満点
S660を手放した理由をさらに掘り下げると、実用性に関する具体的な不満点が見えてきます。
- 屋根やオープン機構の使い勝手の悪さ
- 車内スペースの制限による日常の不便
- エアコンや装備への不満
どれも「カタログスペックではわからない」リアルな部分ばかり。
屋根やオープン機構の使い勝手
S660のロールトップは、見た目はカッコいいんですが実用面では課題が多いです。
雨天時のストレス
幌(ほろ)の密閉性は高いものの、経年劣化でサイドウィンドウからの雨漏りが発生しやすくなります。
新車のうちは問題なくても、2〜3年経つとゴムパッキンが劣化してきて、ポタポタと水滴が落ちてくることも。
雨の日に「今日は大丈夫かな」とドキドキしながら運転するのは、正直ストレスですよね。
開閉にかかる時間
慣れても30秒〜1分程度はかかります。
また、フロントボックスに収納すると、中の温度がエンジンの熱で上昇しやすく、荷物を入れるのには適しません。
「せっかくオープンカーなのに、面倒で結局開けなくなった」という本末転倒なオーナーも。
車内スペースの制限
S660の車内は、スポーツカーとしては仕方ない部分もあるんですが、日常で使うとなるとかなり厳しい現実があります。
助手席の扱い
実質的に「荷物置き場」として使わざるを得ず、常に誰かを乗せてドライブするのは心理的・物理的にハードルが高いです。
デートで使おうと思っても、相手の荷物を置く場所がなくて困るという話も聞きますね。
「2人で旅行」なんて、もはや夢物語。
内装収納の少なさ
グローブボックスすら存在しません。
スマホや財布の置き場にも困るため、社外品のセンターコンソールバッグやドリンクホルダーの追加が必須となります。
車検証を入れる場所もなくて、シートの下に無理やり押し込んでいるオーナーも多いとか。
エアコンや装備への不満
快適性という面でも、S660には厳しい現実があります。
真夏や真冬の快適性
ミッドシップ(背後にエンジン)のため、室内に熱がこもりやすい構造です。
エアコンの効き自体は悪くないものの、真夏のオープン走行は生命の危険を感じるレベルの暑さになります。
逆に真冬は、足元がスースーして寒いという声も。
オープンカーの宿命とはいえ、日本の気候だと快適に乗れる時期が限られるんですよね。
最新車との装備差
2022年までの設計のため、最新の軽自動車に比べると安全支援システムやインフォテインメント(スマホ連携等)が一段階古く感じることがあります。
今どきの軽自動車は、自動ブレーキや車線維持支援が当たり前ですからねぇ。
S660にはそういった装備がオプションでも限られているため、「古さ」を感じる場面は確かにあります。
S660の維持費や金額面での現実
S660を手放した理由には、お金の問題も大きく関わっています。
- 想像よりかかる維持費の高さ
- 売却タイミングを見極めた結果の判断
- 趣味車としてのコスト感への疑問
軽自動車なのに維持費が高い、というギャップに驚く人は多いです。
想像よりかかる維持費
S660は「軽自動車だから安い」と思って買うと、維持費の高さに驚かされます。
タイヤや消耗品の価格
前後でサイズが異なり(前15インチ・後16インチ)、さらに高性能な「ADVAN NEOVA」が標準です。
4本交換すると約4万〜6万円かかり、一般的な軽自動車の2倍近いコストになります。
「軽なのにこんなに高いの?」と驚くオーナーは本当に多いんですよね。
しかもスポーツ走行をすれば、タイヤの減りも早い。
メンテナンス頻度
ターボ付のミッドシップエンジンは熱的に厳しいため、3,000km〜5,000kmごとの頻繁な交換が推奨され、メンテナンス費用を押し上げます。
普通の軽自動車なら1万kmごとでいいところを、S660は半分以下のペースでオイル交換が必要。
エンジンを大事にしようと思えば思うほど、お金がかかる仕組み。
売却タイミングを考えた結果
維持費の高さに加えて、「いつ売るか」を考えた結果、手放すオーナーも増えています。
査定額と相場
2026年現在も「最後のエンジン車スポーツ」として人気があり、走行距離が少ない個体は新車価格に近い価格で売却できるケースがあります。
「価値が落ちないうちに高く売りたい」という戦略的な手放し方も増えているんですよね。
特に限定モデルや低走行車は、プレミア価格が付いていることも。
生産終了後の判断
生産終了後、時間が経つにつれて部品の入手が難しくなる可能性を考え、早めに売却する人もいます。
「今なら高く売れるけど、5年後はわからない」という不安が、売却の後押しになっているわけです。
実際、ホンダは一部の純正パーツの生産を順次終了する可能性があるため、長期保有にはリスクも伴います。
趣味車としてのコスト感
S660を「趣味の車」として持つには、それなりの覚悟と予算が必要です。
日常車との二重維持
多くのオーナーが「メインの足車」と「S660(趣味車)」の2台持ちをしますが、税金・保険・駐車場代が2倍かかるため、経済的な理由で1台に統合する判断をする人が多いです。
固定費だけで、軽く年間15万円以上は飛んでいきますからねぇ。
「もう1台分の維持費を他のことに使いたい」と思うのは、ごく自然な流れ。
金額に対する満足度
維持費は高いものの、「この楽しさなら納得」と感じるオーナーも多いです。
ただし、それは「週末にしっかり乗る」ことが前提。
乗らないまま維持費だけ払い続けると、さすがに虚しくなってくるんですよね。
「月1回しか乗らないのに、年間15万円の維持費」では、誰だって考え直したくなります。
S660を手放して後悔した人と満足した人

S660を手放した理由は人それぞれですが、その後の感情も真っ二つに分かれます。
- 後悔した人の共通点
- 手放して納得している人の特徴
- S660が合う人合わない人の違い
手放してから気づく価値もあれば、手放してホッとする現実もあるんです。
後悔した理由に共通点はあるか
後悔する人には、明確な共通点があります。
手放す前に検討すべきだったこと
後悔する人の共通点は、「S660に代わる刺激的な乗り物が見つからなかった」という点に尽きます。
他の車に乗り換えた瞬間、S660の「地面を這うような視点」や「意のままに曲がるMRの快感」がいかに特殊だったかを痛感するんですよね。
「便利だけど退屈な車」に耐えられなくなり、結局またS660を買い直す「出戻り組」が多いのもこの車の特徴です。
試乗や使用場面の想定不足
多くの人が「週末しか乗らないからいいや」と手放しますが、その「週末の数時間の非日常」が人生の大きな活力だったことに、失ってから気づくケースが目立ちます。
「平日はミニバンで我慢できる」と思っていたのに、いざS660がなくなると、なんだか毎日がつまらなく感じてしまう。
そんな後悔の声は、SNSでもよく見かけますね。
手放して納得している人の特徴
一方で、スッキリと手放せる人もいます。
ライフスタイル重視の判断
納得して手放す人は「実生活のストレスからの解放」を優先した人たちです。
結婚、出産、あるいは自身の体力低下(腰痛など)により、「乗り降りが辛い」「荷物が載らない」という物理的な壁に直面した人は、手放した後の「普通の車の快適さ」に深く満足します。
「ドアの開け閉めがこんなに楽だったなんて」と、当たり前の便利さに感動する人も。
次に選んだクルマ
トヨタ・プリウスやSUV、あるいは「荷物が載るオープンカー」としてマツダ・ロードスターやダイハツ・コペンを選ぶ傾向があります。
ロードスターへ乗り換える人は「軽の枠を超えたパワーと、電動(RF)や手軽な手動屋根」を求めています。
コペンへ乗り換える人は「電動開閉ルーフと、荷物が入るトランク」という実用性を重視した判断。
どちらも「オープンカーは楽しいけど、S660ほど尖っていない車」という選択なんですよね。
S660が合う人合わない人
結局のところ、S660は「合う人」と「合わない人」がハッキリ分かれる車です。
趣味車として割り切れるか
S660は「1台ですべてをこなそうとする人」には絶対に向きません。
「たまに買い出しに行く」「友人を駅まで迎えに行く」といった日常の何気ない動作すら、S660では苦行。
逆に「週末専用の遊び道具」と割り切れる人には、これ以上ない相棒になります。
走り優先か実用性優先か
「運転する楽しさ」を何よりも優先できる人には最高の選択肢です。
実用性を求めるなら、他の車を選んだほうが幸せになれます。
この判断基準は、本当にシンプル。
S660は買ってはいけない車なのか
S660を手放した理由を見てきましたが、「じゃあ買わないほうがいいの?」と思う人もいるかもしれません。
- 向いていない人の明確な条件
- それでも選ばれ続ける理由
- 買う前に確認すべきポイント
答えは「人による」ですが、判断基準ははっきりしています。
向いていない人の条件
S660を買ってはいけない人は、実はとても明確です。
実用性重視の人
「たまに買い出しに行く」「友人を駅まで迎えに行く」といった日常の何気ない動作すら、S660では苦行になります。
荷物が載らない、人が乗せられない、雨が降ったら面倒。
実用性を求める人にとって、S660は「使えない車」でしかありません。
1台持ち前提の人
通勤・買い物・レジャーのすべてをS660で賄うのは、よほどの修行僧精神がない限り、数ヶ月で限界が来ます。
「これ1台で何とかする」つもりの人は、絶対にやめておいたほうがいいです。
別の実用車を持てる環境があるか、レンタカーやカーシェアを使える覚悟があるか。
これが最低条件ですね。
それでも選ばれる理由
欠点だらけに見えるS660が、なぜ今でも人気なのか。
唯一無二の軽スポーツ
数千万円するスーパーカーと同じ「ミッドシップ(MR)のハンドリング」が軽自動車の維持費で手に入る唯一の選択肢だからです。
この体験は、他のどんな車でも代用できません。
ロードスターもコペンも素晴らしい車ですが、MRのあの独特な「曲がる感覚」は、S660でしか味わえない。
オーナー満足度の高さ
不便さを理解した上で乗っている人の満足度は、異常に高いです。
「こんなに楽しい車、他にない」と断言するオーナーばかり。
欠点を知った上で選んだ人は、後悔しないんですよね。
買う前に確認すべきチェックポイント
もしS660の購入を考えているなら、以下を確認してください。
使用頻度と走行距離
「週末だけ乗る」という前提で考えていても、実際に週末ごとに乗れるかどうかを冷静に見極める必要があります。
月1回しか乗らないなら、レンタカーやカーシェアのほうが経済的かもしれません。
逆に「毎週必ず乗る」という人なら、維持費の高さも納得できるはず。
保管環境とメンテナンス
ロールトップ(布製屋根)は劣化しやすいため、できれば屋根付き駐車場が望ましいです。
また、近所に信頼できる整備工場があるかも重要。
S660は特殊な車なので、軽自動車だからといって、どこでも直せるわけじゃないんですよね。
S660を手放した理由に関するQ&A
S660を手放した理由について、よくある質問をまとめました。
Q. よく煽られるってホント?
A. 残念ながら、他の車よりは煽られやすい傾向にあります。
車体が非常に小さく低いため、後続車からすると「遅そう」に見えたり、死角に入りやすかったりするのが原因です。
煽り対策として、ドライブレコーダーの装着と「相手にしない(道を譲る)」精神が必須ですね。
煽られても、熱くならずにサッと譲る。
これができない人は、ストレスが溜まって手放す原因になりかねません。
Q. 高速が怖いと思うのはどんなとき?
A. 大型トラックの横を走る時と、雨の日の走行です。
視点がトラックのタイヤと同じ高さにあるため、威圧感が凄まじいんですよね。
また、ホイールベースが短いため、横風の影響を受けやすく、直進安定性はどっしりした普通車には及びません。
高速を長距離走る機会が多い人には、正直おすすめしにくいです。
Q. 思ったより運転しても楽しくないと思う人も多い?
A. 「ワインディング(山道)を攻める」楽しさを理解できない人には、ただの不便な車です。
S660の真価は、街乗りではなくカーブの多い峠道や高原の道で発揮されます。
直線番長を期待している人や、ただ「速い車」が欲しい人には向きません。
「コーナーを曲がる楽しさ」に価値を見出せるかどうかが、すべて。
Q. 手放すまでの平均所有期間はどれくらい?
A. 短い人は半年以内、長い人は5年以上と、両極端です。
半年以内に手放す人は、ほぼ間違いなく「積載性のなさ」に絶望したパターン。
逆に5年以上乗り続ける人は、S660の個性を理解して付き合える人たち。
平均すると2〜3年程度で手放す人が多い印象ですね。
Q. 生産終了も売却理由になっている?
A. 「部品の確保が心配」という理由で、早めに売却する人は確かにいます。
2025年以降、ホンダは一部の純正パーツの生産を順次終了する可能性があるため、長期保有を考えるなら消耗品のストックも視野に入れる必要があります。
逆に「今なら高く売れる」という理由で売る人も。
プレミア価格が付いているうちに、という戦略的な判断ですね。
Q. S660からロードスターやコペンに乗り換える人は多いのはどうして?
A. S660にないものを求めてです。
ロードスターへ乗り換える人は「軽の枠を超えたパワーと、電動(RF)や手軽な手動屋根」を求めて乗り換えます。
コペンへ乗り換える人は「電動開閉ルーフと、荷物が入るトランク」という実用性を求めて乗り換えます。
どちらも「オープンカーの楽しさ」は残しつつ、S660の欠点を補える選択肢なんですよね。
Q. 走行距離が増えると売りにくい?
A. 走行距離が5万kmを超えると、査定額は下がりやすいです。
ただし、S660はプレミア価格が付いているため、10万km超えでも意外と値段が付くケースもあります。
定期的にメンテナンスしている記録があれば、高走行でも評価されやすいですね。
Q. 家族ができたら手放す人が多い?
A. 必ずではありませんが、2台持ちできる環境がないと厳しいです。
子どもが生まれたら、チャイルドシートを載せる車が必要になります。
S660だけで家族の移動を賄うのは、物理的に不可能。
別の実用車を持てるか、割り切って趣味専用にできるかが分かれ目ですね。
Q. 手放したあとにまた欲しくなる?
A. そういう人もいらっしゃるようです。
一度手放してミニバンなどに乗った後、「やっぱりあの刺激が忘れられない」と中古市場を漁り始める人は珍しくありません。
「出戻り組」が多いのも、S660ならではの現象。
それだけ特別な体験ができる車、ということなんですよね。
S660を手放した理由のまとめ
S660を手放した理由について、リアルなオーナーの声をまとめてきました。
最後に、もう一度ポイントを整理しておきましょう。
- 荷物が載らない限界と手動屋根の手間が最大の手放し理由
- タイヤ代やメンテナンス費用は軽とは思えないほど高め
- ライフスタイルの変化(結婚・出産・加齢)が大きな転機
- 後悔する人は「代わりの刺激」を見つけられなかった人
- 満足して手放す人は「実生活のストレス」から解放された人
- 1台持ち前提の人には絶対に向かない車
- MRのハンドリングは唯一無二で代用不可
S660を手放した理由は、車の性能ではなく「生活との折り合い」がつかなくなったことがほとんど。
逆に言えば、欠点を理解した上で「趣味車」として割り切れる人には、これ以上ない相棒になります。
あなたがS660を検討しているなら、「自分のライフスタイルに本当に合うか」を冷静に見極めてください。
その判断さえ間違えなければ、きっと最高のカーライフが待っています。
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