ソリオの乗り心地って、正直どうなんだろう……と気になっている方、多いんじゃないでしょうか。
私も実際に試乗したとき、「あれ？なんかふわふわする？」って感じたんですよ。
特に後ろの座席に座ったときの揺れが気になって、「これ、子どもを乗せて大丈夫かな」って不安になったんです。
ソリオの乗り心地やふわふわするかをざっくりまとめると……
- 前席は快適だが後席は揺れを感じやすい
- 車高が高く重心が高いため横揺れが出やすい
- 4WDモデルなら安定感が増して改善される
- 街乗りメインなら快適、高速では注意が必要
- 酔いやすい家族がいるなら座席選びが重要
この記事では、実際の口コミをもとに、ソリオの乗り心地の特徴や「ふわふわする」と言われる理由、さらには改善方法まで詳しく解説していきますよ。
目次
ソリオの乗り心地とふわふわするウワサの真偽
ソリオの乗り心地については、いろんな意見が飛び交っていますよね。
ここでは、実際のオーナーの声や構造的な特徴から、本当のところをお伝えしていきます。
- 前席と後席で乗り心地の評価が大きく異なる
- 高い全高と柔らかいサスペンションが「ふわふわ感」の原因
- 街乗りや低速走行では快適に感じる場面も多い
- 2WDと4WDで安定感に大きな差がある
- 新型でもサスペンション構造は変わっていない
- 競合車と比べると横揺れが大きいという特徴がある
前部と後部座席の乗り心地の感想や口コミをチェック
ソリオの乗り心地って、実は座る場所によってガラッと印象が変わるんです。
前席に座ると「意外と快適じゃん」と思うのに、後席に移動した瞬間「あれ、なんか揺れる……」ってなるパターンがめちゃくちゃ多いんですよね。
まず前席、つまり運転席と助手席の評価から見ていきましょう。
前席（運転席・助手席）の口コミ傾向
前席に関しては、比較的ポジティブな意見が多いんです。
- 軽自動車と比べると静粛性が高くて安定感がある
- 運転席からの視界が広くて運転しやすい
- アイポイントが高いから見晴らしが良い
ただ、一般的なコンパクトカー、たとえばフィットなんかと比べると突き上げ感があるという声も。
それから、シートが薄めという指摘もあって、長距離運転だと疲れやすいって感じる人もいるみたいです。
後席（リアシート）の口コミ傾向
で、問題は後席なんですよ。
後席は車軸の真上に近い位置にあるため、揺れを最も感じやすい場所になっているんです。
実際の口コミを見ると、こんな声が多いですね。
- 足元空間は非常に広くてゆったり座れる
- スライド量が大きくて快適な姿勢を取りやすい
- ただし「ふわふわ」や「揺れ」を最も感じやすい
- 路面の凹凸を拾いやすくて不快な揺れがある
- 乗り物酔いしやすい人は特に注意が必要
私も実際に後席に座ってみたんですけど、確かに道路の継ぎ目を通るたびにゆさゆさって揺れるんですよね。
広さは文句なしなんだけど、この揺れが気になる人は気になるだろうなぁ、と。
「ふわふわする」と感じやすい理由
じゃあ、なんでソリオはこんなに「ふわふわする」って言われるんでしょうか。
実はこれ、ソリオの構造そのものに原因があるんです。
高い全高と重心の影響
ソリオの全高は1,745mmもあって、重心が高いんですよね。
カーブを曲がるときや車線変更するとき、車体が外側に大きく傾きやすいんです。
この横揺れ、専門用語でロールって言うんですけど、これが「ふわふわ」や「ぐらつき」として感じられるわけです。
背の高い車の宿命というか、物理的にどうしても避けられない特性なんですよ。
柔らかめのサスペンション設定
次に、サスペンションの問題。
ソリオは家族での利用や街乗りでの快適性を優先してるんで、サスペンションが比較的柔らかめに設定されてるんです。
柔らかいサスペンションって、路面の凹凸を吸収しやすいっていうメリットがあるんですけどね。
その反面、高速走行時や加減速時に車体の上下動、つまりピッチングが大きくなっちゃう。
この動きがまさに「ふわふわ感」に繋がってるんですよね。
短めのホイールベース
さらに、ホイールベース（前後輪の間隔）が短めっていうのも影響してます。
全長を短く抑えてるから、小回りが利いて取り回しはいいんですよ。
でも、その分、小さな路面の段差でも車体全体が大きく揺れやすくなっちゃう。
特に後席の突き上げ感や揺れを増幅させる要因になってるんです。
逆にふわふわしにくいシーンも多い
でもね、ソリオが常に「ふわふわ」してるわけじゃないんですよ。
設計意図通り、得意とする環境ではちゃんと快適な乗り心地を発揮してくれます。
静かな舗装路での巡航
街中の信号の少ない平坦な道を一定速度で走ってるときは、マジで快適です。
マイルドハイブリッドによる静粛性が効いてて、スーッと滑らかに移動できるんですよね。
この環境だと「ふわふわ」なんて全然感じません。
低速での走行シーン
渋滞時や駐車場での低速走行も、ソリオの得意分野。
サスペンションが柔らかい分、路面の継ぎ目やマンホールの蓋なんかを優しくいなしてくれるんです。
不快な振動を感じにくくて、これはこれで快適なんですよ。
停車時・乗り降りの快適性
あと、乗り降りのしやすさは本当に素晴らしい。
- 軽スーパーハイトワゴンと同等の乗降性
- 広々とした室内空間
- スライドドアで狭い場所でもラクラク
子どもを抱っこして乗せるときとか、高齢者が乗り降りするときとか、この快適性は他の車じゃなかなか味わえないレベルです。
2WDと4WDの乗り心地の違い
ソリオの乗り心地を気にするなら、駆動方式の違いはめちゃくちゃ重要なポイントです。
正直、「ふわふわ感」が気になるなら、迷わず4WDを選んだほうがいいと思います。
2WD（FF）の特徴
2WDモデルは車重が軽いんで、より「ふわふわ感」を感じやすいんですよ。
サスペンションが比較的素直に動いて、柔らかい乗り味になります。
燃費を最優先したい人や、雪道走行の必要がない人には向いてますね。
4WDの特徴
一方、4WDモデルは車重が重くなる分、ドッシリとした安定感が増すんです。
サスペンションの動きが抑えられて、「ふわふわ感」が軽減されるんですよね。
- 高速道路を頻繁に利用する人
- 走行安定性を重視する人
- 多少の燃費悪化を許容できる人
こういう人には、4WDを強く推奨します。
実際、試乗で2WDと4WDを乗り比べると、安定感の違いがハッキリ分かりますよ。
新型ソリオの乗り心地の改善点
2025年1月に新型ソリオが発表されましたよね。
「新型なら乗り心地も改善されてるんじゃないか」って期待してる人も多いと思うんですけど……。
結論から言うと、エンジンは刷新されたけど、サスペンション構造や車体構造に根本的な変更はないんです。
新3気筒エンジンの影響
新型では4気筒エンジンから3気筒エンジン（Z12E型）に変わりました。
このエンジン、静粛性が向上してるとされてるんですよね。
走行時のノイズストレスが軽減されて、体感的な快適性は確かに向上してるみたい。
乗り心地の根本的な改善はない
でも、前述した「高い全高」「短いホイールベース」「柔らかいサスセッティング」という構造的な特性は変わってないんです。
つまり、「ふわふわする」という根本的な特性が劇的に改善されたわけじゃないってこと。
新型ソリオを検討してる人も、やっぱり試乗による揺れのチェックは必須ですよ。
他車との比較で分かるソリオの乗り心地の特徴
ソリオの乗り心地って、他の車と比べるとより特徴が見えてくるんです。
軽スーパーハイトワゴンとの比較
N-BOXやスペーシアなんかの軽と比べると、ソリオは静かで突き上げもマイルド。
軽特有のドタバタ感は少ないんですけど、その代わり横揺れ（ロール）が大きいんですよね。
トヨタ ルーミー/トールとの比較
競合車のルーミーと比べると、ルーミーのほうがサスが硬めで「ふわふわ感」は少ない。
でも、路面の突き上げはルーミーのほうが強く感じる傾向があるみたい。
ソリオは柔らかく優しく路面をいなすけど、横揺れが出やすいってことですね。
一般的なコンパクトカーとの比較
フィットやノートなんかと比べちゃうと、やっぱり乗り心地の快適性では負けます。
低重心で安定感があるコンパクトカーには敵わない。
ただ、室内空間の広さと視界の良さでは、ソリオが圧倒的に優位なんですけどね。
結局のところ、ソリオの乗り心地は「突き上げがマイルドだが、揺れが大きい」という特性があるってこと。
後悔しないためには、必ず後席にも座って試乗して、ご自身やご家族で確認することが大事ですよ。
ソリオの乗り心地やふわふわするか気になる人のQ&A
ここからは、ソリオの乗り心地について、よくある質問に答えていきます。
- 酔いやすい家族がいる場合は座席選びと運転操作に注意
- タイヤ交換や空気圧調整で乗り心地は改善できる
- 長距離や高速道路では4WDモデルが有利
- 乗り心地の良し悪しは比較対象と目的で評価が分かれる
Q. 酔いやすい家族がいる場合の注意点は？
ソリオは構造上、乗り物酔いしやすい方には特に注意が必要な車なんです。
というのも、後席の揺れがけっこう大きいんで、酔いやすい人は本当に辛いと思うんですよね。
座席の選択が最重要
できるだけ前席（助手席）に乗るのがベストです。
後席に乗る場合は、中央席は絶対に避けましょう。
なぜかというと、後席は車軸の真上に近くて、上下の揺れ（ピッチング）や横揺れ（ロール）を最も感じやすいんです。
運転席・助手席なら比較的揺れが少ないんですよ。
後席のスライド位置に注意
もし後席に座るなら、シートを最も前にスライドさせないように注意してください。
シートを前に出すと、車軸にさらに近づいて、揺れがダイレクトに伝わっちゃうんです。
できるだけシートを後ろに下げて、揺れの中心から離れるようにしましょう。
目線と視界の活用
ソリオは視界が高くて窓が大きいっていう利点があります。
この特性を活かして、外の景色、特に遠くの固定されたものを見るように意識するといいですよ。
進行方向の景色を見ることで、揺れによる内耳の混乱を軽減できるんです。
運転操作を丁寧に
運転者が丁寧な操作を心がけるのも大事。
- 急なアクセルを避ける
- 急なブレーキを避ける
- 急なハンドル操作を避ける
これらの急操作は、車体の揺れを増幅させちゃうんです。
マイルドハイブリッドの特性を活かして、滑らかな加減速を意識しましょう。
Q. 乗り心地を改善する方法は？
純正の乗り心地を根本的に変えるのは難しいんですけど、後付けやカスタムで改善する方法はいくつかあります。
タイヤの交換
少し厚めのタイヤに交換すると、タイヤが路面からの振動を吸収するクッション材の役割を果たしてくれるんです。
扁平率の高い（厚い）タイヤを選ぶことで、突き上げ感が軽減されます。
逆に、扁平率の低い（薄い）タイヤは路面からの衝撃をダイレクトに伝えるんで、乗り心地が悪化しちゃう可能性がありますね。
空気圧の調整
タイヤの空気圧を規定値より少し低めに調整すると、タイヤが柔らかくなって振動を吸収しやすくなります。
ただし、過度な低圧は燃費悪化やタイヤの早期摩耗につながるんで、規定値の範囲内で微調整するに留めるべきですよ。
社外品のショックアブソーバーの検討
専門的なカスタムになっちゃいますけど、社外品のショックアブソーバー（車の揺れを収束させる装置）に交換する方法もあります。
純正よりも硬めのセッティングにすれば、車体の過度な「ふわふわ感」や「ロール」を抑制できる。
とはいえ、その分、街中での突き上げは増えるトレードオフの関係になるんですけどね。
シートクッションの使用
長距離運転で感じるシートの薄さや硬さは、高反発や低反発の良質なシートクッションを敷くことで改善できますよ。
これは一番手軽で効果的な方法かもしれません。
Q. 長距離や高速道路で快適に乗車するコツは？
長距離や高速走行は、ソリオが最も「ふわふわ感」を感じやすいシーンなんですよね。
でも、いくつかのコツを押さえれば、快適性をかなり高められます。
4WDモデルの選択
何度も言いますけど、4WDモデルは車重が増す分、高速走行時の安定感が向上して「ふわふわ感」が軽減されるんです。
長距離移動が多い場合は、4WDの検討が最も効果的ですよ。
車線変更は緩やかに
高速走行時の車線変更は、ゆっくり、大きくハンドルを切るようにしましょう。
急な操作は車体を大きく傾かせて（ロール）、乗員に不快な横G（横揺れ）を与えちゃうんです。
適切な車間距離の確保
ソリオは1.2Lエンジンで加速に余裕がないんで、無理な追い越しや急ブレーキを避けることが重要。
前車との車間距離を十分に取ることで、滑らかな加減速が可能になって、揺れが抑えられるんですよね。
クルーズコントロールの活用
新型ソリオに搭載されているアダプティブクルーズコントロール（ACC）を活用するのもおすすめ。
アクセル操作のムラがなくなって、一定速度での安定走行が可能になります。
運転手の疲労軽減にも繋がりますよ。
Q. 【結論】乗り心地は良い？悪い?
ソリオの乗り心地は、「絶対的な良さ・悪さ」じゃなくて、「比較対象」と「目的」によって評価が分かれるんです。
軽スーパーハイトワゴンからの乗り換え
軽自動車から乗り換えるなら、「良い」って評価になります。
騒音や振動、突き上げ感が軽よりマイルドで、広さも格段に増してるんで、快適に感じるはず。
一般的なコンパクトカーからの乗り換え
フィットやノートのような低重心の車から乗り換えると、「悪い」って感じちゃうかも。
揺れが大きくて、乗り心地が劣るって感じる人が多いですね。
街乗り・送迎メイン
街乗りや送迎がメインなら、「良い」って評価になる。
低速域での優しさや、乗り降りのしやすさといった実用面が優れてるんで、不満が少ないんですよ。
高速・長距離メイン
高速や長距離がメインだと、「悪い」って評価になっちゃいます。
車体の安定性に欠けて、「ふわふわ感」や横風の影響が出やすいんで、運転手も乗員も疲れやすい。
ソリオは、車高が高く、室内が広く、全長の短い車という特性として、横揺れ（ロール）や縦揺れ（ピッチング）が大きく出やすいという宿命的な弱点を持ってるんです。
ソリオの購入を検討する際は、「乗り心地の良さ」を最優先事項にするべきじゃありません。
乗り心地を重視するなら、フィットやノートなどの一般的なコンパクトカー、または本格的なコンパクトミニバン（シエンタなど）を検討したほうがいいですよ。
ソリオの最大の価値である「広さ・スライドドア・運転のしやすさ」が、乗り心地の多少の不満を上回ると判断できる場合に、初めて最適な選択となるんです。
ソリオの乗り心地とふわふわする噂のまとめ
ソリオの乗り心地について、いろんな角度から見てきました。
最後にもう一度、重要なポイントをおさらいしておきましょう。
- 前席は快適だが後席は揺れやすい
- 高い全高と柔らかいサスが「ふわふわ感」の原因
- 街乗りや低速走行では快適に感じる
- 4WDなら安定感が増して改善される
- 新型でもサスペンション構造は変わっていない
- 酔いやすい人は座席選びが重要
- タイヤ交換や空気圧調整で改善可能
- 長距離メインなら4WDがおすすめ
- 乗り心地の評価は比較対象と目的で変わる
ソリオの乗り心地は、確かに「ふわふわする」という特性があります。
でもそれは、広い室内空間と高い視界、スライドドアの利便性を実現するための構造的なトレードオフなんですよね。
購入を検討してるなら、必ず試乗して、特に後席の乗り心地を家族全員でチェックしてみてください。
「ふわふわ感」を許容できるかどうか、実際に体感することが何より大事ですよ。
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